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「甘いものは別腹」満腹なのにスイーツは食べれてしまうのはなぜ?

「甘いものは別腹」満腹なのにスイーツは食べれてしまうのはなぜ?

甘いものとお腹

ダイエット中はもちろんのこと、普段でも、スイーツの甘い誘惑はなかなか断れないものです。ちゃんとご飯も食べたのに、デザートは食べたくなるし食べられてしまう……。いわゆる「甘いものは別腹」というやつですが、これはいったいなぜなのでしょうか。

そこには、れっきとしたメカニズムが存在するんです。

「甘いものは別腹」は正常なホルモン分泌の証

ご飯を食べると、血糖値が上昇し満腹中枢が刺激され、「もうお腹いっぱいだよ」という信号が発せられる……こうして、私たちのお腹は満たされます。

満腹かどうかの指標となる摂取した糖分の量。この糖分は、お米やパンをはじめ肉や魚、野菜にも含まれています。しかしどうやら、体内に入った糖分の中からスイーツ由来のものばかりを選り好みして監視するホルモンが存在しているようなんです。

その名もFGF21。このホルモンが正常に機能していることで、「甘いものは別腹」という現象が起きるのです。

甘いものを好む、FGF21

私たちが摂取した糖分は肝臓に貯蓄され、エネルギーとして使われます。FGF21は肝臓で分泌されるホルモンなのですが、このホルモン、スイーツやフルーツなどの「甘いもの」に多く含まれる、ショ糖やブドウ糖、果糖にのみ反応して分泌する量を変えるそうです。

糖分には色々な種類がありますが、報告された実験では、米やパン、イモ類などの野菜に多く含まれる多糖には反応せず、砂糖やはちみつ、フルーツに多く含まれる糖にのみ反応。また、これら「甘いもの」由来の糖分が足りないと、FGF21分泌量が高まり、摂取を促す働きをするとの結果が出ています[*1,2]。

FGF21はダイエットの敵じゃない!?

「しっかり食事をしても、甘いものを欲しがるホルモン…だと…」とダイエット中の方は絶望してしまうかもしれませんが、このFGF21は、ダイエットの要となる脂肪燃焼に大いに貢献してくれる存在なのです。

空腹時には、肝臓からケトン体が産生され、エネルギー源として働き、脂質の代謝を促進します。そのプロセスのスタート合図を出すのがFGF21なのです。FGF21は脂肪の分解には不可欠の存在と言えますね[*3]。

食後にデザートの誘惑があっても、FGF21がちゃんと働いてくれていると思うと、「食べてしまった……」という罪悪感も和らぐのではないでしょうか。

健康的に理想の体型に近づくためにも、たまには甘いもので息抜きをしながら、この「甘党ホルモン」とうまく付き合っていきましょう!

参考:
*1 NPO法人オール・アバウト・サイエンス・ジャパン:甘いものは別腹の分子機構
*2 Cell Metabolism : FGF21 mediates endocrine control of simple sugar intake and sweet taste preference by the liver.
*3 医療NEWS:FGF21の摂食調節作用について

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