健康やダイエットを意識しているとなかなか食べづらいけれど、価格やジャンクな美味しさに惹かれてつい食べてしまう、インスタント麺。調理が簡単な点も相まって、忙しいときや金欠のときは気づいたらインスタント麺ばっかりになっている……ということもありますよね。
ところでこのインスタント麺、人はどのくらいの頻度で食べているのでしょうか。
近畿・四国地区の高校生・大学生に対して行われたアンケートから、インスタント食品を食べる頻度・食べられているインスタント食品・インスタント食品を食べるタイミングをまとめてみました。
アンケートの有効回答数は353名(うち高校生45名 / 大学生308名、女性214名 / 男性139名)。全体の合計と、男女差・年代差についてもピックアップします。
インスタント食品を食べる頻度
インスタント食品を食べる頻度を調査した結果、週1回インスタント食品を食べる人が30%と一番多い結果に。次点の月2回(22%)と合わせると約半分以上の人が月に2回以上インスタント食品を食べていることになります。
インスタント食品を食べる頻度の男女差
女性は「週1回」、「月1回」、「ほとんど食べない」の割合が男性より多い結果に。反面、男性は「月2回」「週2〜3回」の割合が女性より多くなっています。女性は頻度が多いか極端に少ないかに分かれる傾向があるようです。
インスタント食品を食べる頻度の年代差
週1回食べているのは高校生よりも大学生。高校生が大学生の比率を上回るのは「月2回」、「月1回」、「ほとんど食べない」です。高校生の回答数は大学生に比べて少ないものの、割合では大学生のほうが多くインスタント食品を食べているようですね。大学生になると実家を出たり外泊頻度が高くなると思うので、そのためかもしれません。
食べられているインスタント食品
食べられているインスタント食品の割合はやはりラーメンが多いようです。約60%がラーメン。やきそば、はるさめ、うどんは同程度です。そばは1%ですが、近畿や四国などはイメージ的にうどん>そば圏ですから、その影響があるかもしれません。
食べられているインスタント食品の男女差
やはりラーメンが圧倒的。ラーメン、やきそばは男性の割合が有意に高いです。反面、女性に人気があるのははるさめやパスタ。女性のほうがカロリー要素を気にするからでしょうか。
食べられているインスタント食品の年代差
ラーメンは高校生、大学生ともに人気。がっつり系の焼きそばは高校生のほうが割合が多く、反面はるさめは大学生のほうが多くなっています。年齢が進むにつれて同じインスタント食品でもがっつり→ヘルシーという志向の変化があるように見えます。
インスタント食品を食べるタイミング
食べるタイミングは約半数が昼食です。朝から食べる割合は少なく、間食を15:00ごろだと仮定すると昼・夕の時間帯でほとんどが食べられているようです。
インスタント食品を食べるタイミングの男女差
全体の結果で得られた昼・夕に食べられているという結果。そのメインである昼食、夕食は女性のほうが割合が多くなっています。反面、男性は間食・夜食において女性を上回っています。ここでも女性のカロリーを気にする面が垣間見えます。夜や普段の食事にプラスαで食べると、太りますからね……
インスタント食品を食べるタイミングの年代差
年代差では、どちらも昼食が主たるタイミングのようですが、昼食・間食・夜食において高校生が大学生を上回っています。大学生の割合が多いのは朝食と夕食。大学生のほうがインスタント食品を普段の食事として食べているように見受けられますね。
以上の結果より、月に複数回インスタント食品を食べる人は多く、また昼食などメインの食事として選択されているようです。コンビニのインスタント食品の棚が大きいのも納得。とはいえ、インスタント食品の栄養バランスや塩分などは体に良いと言えないことが多いので、食事としてはあくまでサブ的な扱いにしておくことをおすすめします。
参考:
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