冷え性の人が多く摂取している食品とは
寒い季節になるととくに女性に多く見られるのが冷え性。冷え性は冬への評価として「寒い」といった一般的認識を超越し、「冷たい」「痛い」といった次段階のレベルを発生させる恐ろしい症状です。
冷え性の対策は多種多様なものがありますが、今回は215名の女子大学生を対象とした食および生活習慣と冷えの関連性についての調査結果から、冷え性の人が多く摂取している食品をご紹介します。
1. 野菜
野菜、とくに豆類や緑黄色野菜は血流に良い影響を及ぼしますが、冷え性の人の場合は水分過多によってかえって体がむくんでしまったりするようです。
「どういった野菜を食べているか」については調査されていないため、具体的な野菜の品目との因果関係は不明ですが、野菜に体を冷やす作用を持つものが多いこと、その他の栄養素摂取が抑制されることが関係している可能性があります。
健康に良いからと野菜ばかりを摂取してしまうのはかえって逆効果。とくに寒い季節は他の食べ物も積極的に摂っていきましょう。
2. 麺類
麺類はおかずがなくても手軽に食べれる優秀な料理ですが、かえって食品数の低下を招いてしまい、栄養バランスを下げている可能性があります。栄養をバランスよく含む食事がその後の体温に影響したり、冷え性の人は「動物性たんぱく質」が不足しているとの報告もあるよう。
また麺類の特性による咀嚼回数の低下も原因のひとつ。東京工業大学大学院社会理工学研究科の研究において、ゆっくり噛んで食べることが基礎代謝をアップさせるという結果が出ています。代謝が上がると体温も上がりますが、その逆もしかり。
冬になると暖かい麺類が恋しくなる気持ちは十分わかりますが、たまの楽しみに取っておく程度が良いのかもしれません。
食生活のほか、冷え性の人はストレス・疲労意識が高く、BMIが低い傾向があるようです。
ストレスは交感神経系を緊張させ、結果末端神経が収縮、血行障害が発生することにより冷えを増大させると推測されています。またBMIにおいては「栄養状態が悪く痩せて皮下脂肪がないため熱の保持が十分でない」「筋肉量が少なく熱の産生が十分でない」といった全身が冷える場合の症状と、標準体重との関連性が示唆されています。
ダイエットはいったんお休みし、ゆっくり休養を取るのも冷え性対策のひとつかもしれません。
最後に「冷え性の人は動物性たんぱく質が不足しがち」との言及から、肉が食べたくなるように肉関連の記事リンクを貼っておきます。
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あわせて読んで、ぜひ肉食へのモチベーションを高めてみてください。
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