ネオ中華そばVS中華そば対決を味覚センサーで決着!

ネオ中華そば・・・それは中華そば界の超新星。


あなたは「ネオ中華そば」をご存知ですか?

中華そばといえばカツオや昆布など和風だしが使用され、その味はあっさりしょうゆベース…。しかし「ネオ中華そば」は和食・フレンチ・中華の調理法を駆使しつつも昔ながらの中華そばの味を残す、これまでと同じようでいてまったく新しい中華そばとなっています。

その味はあっさりしていているにもかかわらず、まろやかなコクがあることで人気を博しています。

今回は、元祖ネオ中華そばを発信する大人気ラーメン店「拉麺いさりび」のネオ中華そばと普通の中華そばを味覚センサーレオで検証します!

「拉麺いさりび」のラーメンはなんと醤油一本
尋常ならざる気概を感じます…!

味博士meets「拉麺いさりび」店長

というわけでネオ中華そばの帝王「拉麺いさりび」店長である堀江祝光さんにお越しいただきました。

「拉麺いさりび」店長 堀江祝光さん

通常の中華そばと拉麺いさりびのネオ中華そばの違いはズバリ、なんでしょうか?

ネオ中華そばと呼ばれるようになって、改めて自分でもその違いについて考えてたのですが、やはり作り方が違います。

通常、中華そばのスープは乳化させないようコトコト中火にかけ、透き通ったスープに仕上げます。ですが、私のスープは強火で煮込んで濁ったスープを掃湯(さおたん)という中華の技法を用いて透き通ったスープになるんです。

その結果、スープは旨味、風味、深みを感じ、単にあっさりだけではない…あっさりしていながらも深い味わいという、今までにないものに仕上がっています。そこには、見た目ではわからない新しさがあると考えます。

スープの作りかたから通常の中華そばとはまったく違うんですね。

はい。スープの素材に関しても、私のネオ中華そばはバランス系と呼ばれるスープなのですが、よく聞く「魚介系」のように魚介出汁(ぎょかいだし)に片寄ったものでなく、鶏・豚を使った動物出汁をベースに、野菜出汁・乾物出汁・魚介出汁の大きく分けて4種の出汁を配合しています。

動物6品目、野菜6品目、乾物3品目、魚介3品目の計18品目の食材の絶妙なバランスのうえに成り立つスープなんです。

「拉麺いさりび」ならではのこだわりを教えてください!

こだわりは素材のもつ旨味や風味を100%活かすということです。

強火でしっかり旨味を抽出したスープを、冷やして1日熟成させてから提供しています。熟成させることでまろやかな味わいになっていると考えています。チャーシューも、肉の旨味を閉じ込めるためにラードコンフィというフレンチの低温調理技法を取り入れています。

素材へのこだわりや、調理法に中華やフレンチの技法までも取り込むなど、とにかくラーメンを構成する1つ1つに並々ならぬ情熱を持って作られていることがわかりました。
これは…期待を隠せません!

味覚センサーレオで検証

期待値がMAXまで高まったところで、味博士のペット相棒の味覚センサーレオくんの登場です。

ちなみにこのレオくん、「ネオ中華そば」といういかにもおいしそうなネーミングにも、堀江さんのネオ中華そばが最大限おいしく感じられるコメントにもまったく動じません。公正です

それでは通常の中華そばと、拉麺いさりびさんのネオ中華そばをレオくんに実食していただきましょう!

まずは出汁を濃縮することによってできる、ラーメンのコアともいうべき「旨味」を比較。
ラーメンはスープが命ですが、そのさらに中心となるのがこの旨味なのです!

レオくんの結果がこちら。

中華そばの3.17に対し、ネオ中華そばは3.52…!
差異0.2以上で95%のかたが認識できる数値となるところ、その差は0.35

圧倒的にネオ中華そばのほうが高い数値となっています。

 

さらにコクを比較。

コクとは味の総和のことで、味覚センサーでは基本5味(甘味・旨味・塩味・酸味・苦味)の全体の強さの数値から算出します。

その結果、ネオ中華そばは5.38、中華そばは5.17で、差が0.21。こちらもネオ中華そばに軍杯が上がりました

味覚センサーレオで検証すると一目瞭然ですね!
通常の中華そばよりも「ネオ中華そば」のほうが旨味が高く、バランスの良い味わいとなっているのです…!

みなさんもぜひ、JR船橋駅徒歩3分にある拉麺いさりびの自慢の一品、ネオ中華そばを味わってみてください!

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