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2週間甘いもの断ちをした女子大生が断言する「甘いものはゆるく食べ続けるべき」2つの理由

2016年3月9日

甘いものをやめたらほんとうに痩せられるのか?

160308_タカハシイメージ
こんにちは。「味博士の研究所」のヒラ女子大生ライター、タカハシです。先日、大嶋編集長がチョコレート断ちをした記事を受け、ふとこんな疑問が浮かびました。

「甘いものをすべてやめたら、どれくらい痩せるんだろう…?」

甘いもの。それは、人類の叡智。2月に街を彩るチョコレートの広告。ショーウィンドウのなかできらきら輝くケーキの群れ。オシャレ街の高級パフェ屋。女の子たちが列をなしてまで食べたいパンケーキ。文明の最先端を詰め込んだ街は、甘いものの欲望で満ち溢れています。

わたしは大嶋編集長に負けず劣らず大の甘いもの好きで、甘いものを食べない日というのは基本的に存在しません。毎日ココアを飲み、チョコレートを食べ、オプションでプリンやたい焼きやドーナツを食べます。去年、胃腸炎にかかり3秒毎に胃が痙攣する非常事態ですら「栄養流し込んでおけば治るやろ」とホットチョコレートを胃にぶち込んでいた人間です。

しかし、気にはなっていたのです。こんなに毎日食べている「甘いもの」は、いったい身体にどんな影響を及ぼしているのか。体についている脂肪の量のうち、どのくらいが甘いもののせいなのか。一般的な認識である「甘いものは太る(≒甘いものをやめたら痩せる)」は本当なのか。

160308_ケーキ

「このケーキひとつ、何キロカロリーなんだろうな…」
「このドーナツ400キロカロリー超してる…でも400キロカロリーってどのくらいだろう…食べたらどれくらい太るんだろう…」

こんな心の声を聞いたことのない女の子は、この世にいないのではないでしょうか。

しかしみなさん、いい加減カロリーというただの数字に惑わされるのはやめようではありませんか。

なんですか、400キロカロリーって。400キロカロリーが自分の脂肪になるところ、見たことありません。400キロカロリーのオールドファッションのお隣にある600キロカロリーのチョコレートドーナツとどれくらい太り方が変わるんですか。

そんなまどろっこしい悩みを抱える必要はない!

「甘いものを断つと痩せるのか」

我々の疑問はこの一言に尽きるのです。

ならば検証しようではないか!

そして2週間、わたしはとことん甘いものを断ちました。

料理にも砂糖は使わず、甘いものを体が欲するときは、かぼちゃをかじり、豆乳をすすり耐え抜きました。東急ハンズのバレンタインデーコーナーに吸い寄せられる必死に気持ち抑え、カフェでは隣の女子大生が食べているケーキの香りでブラックコーヒーを飲み、コンビニのスイーツコーナーには結界に弾きとばされる魔物のごとく近寄らず…!

2週間、長かった…!

結論、言います。
大声で叫ばせてほしい。

2週間甘いものをやめてよかったこと、なかったです。

「我々は甘いものをやめる必要などなかった!」と!!!

甘いものをやめる必要はない2つの理由

今回、就寝時間はなるべく日付が変わる前、三食のご飯の量と質や運動量も普段の生活とほぼ変わらない状態で甘いものを断ち2週間を過ごしました。

(1)甘いもの断ちが減量に直結するわけじゃない

甘いものを2週間まったく食べなくても、体重や体脂肪率がみるみる落ちた!というようなことはありませんでした。開始日より体重はマイナス1キロ弱、体脂肪率は0.8減。誤差の範囲と言えるでしょう。体調や肌の調子も大きく変わったことはなく、やはり誤差の範囲といえるレベルです。それどころか、「甘いもの食べてないからいいっしょエヘヘ」という油断から食事量が増えがちです(個人的にはこっちの我慢のほうが死ぬほどきつかったです)。食事量が増えがちだと、必然的に摂取する炭水化物の量も増えます。増加分はなんとかめかぶやもやしでしのいだつもりですが、人間早々都合よく24時間めかぶやもやしが手に入るわけではなく、夜更けの食料ストックがないときは泣く泣く明日の朝のパンを食べるはめになります。甘いものよりよっぽど太る原因になります。

(2)「甘いものをまた食べ始めたら太るのではないか」という恐怖心が生まれる

甘いもの断ちを終えて15日目に痛感したのがこれでした。甘いものを一切しばらく断つと、甘いものを再び食べることが少し怖くなってしまうんです(ここまで頑張ったし、ちょっとくらい食べてもいいよね…という気持ちにかまけて暴食しそうで怖い)。実際、その後甘いものを食べてすぐ太ることはありませんでしたが、炭水化物を異常に欲する時期が続いたり、特に何もなくてもアッパー系の感情の波が激しかったりなど、明らかに甘いもの断ちによる影響でおかしな体調が続く日がありました。

自分の体の欲求と向きあおう!

もちろん、砂糖や脂質が多く含まれる甘いものを大量に食べ続けることが肥満や万病のもとになることは間違いないでしょう。しかし、一番大切にすべきは体重計や体脂肪率測定器ではなく、自分自身の体の感覚を鋭くしておくことではないでしょうか。体調の良し悪しや体型は、自分の体を知るために最も身近で貴重な指標です。体重や体脂肪率の数字に一喜一憂するのではなく、自分の体の状態を丁寧にこまめにチェックすることが、健康への第一歩であると言えます。ダイエットをしたいならば、甘いもの断ちのような極端な制限を課すのではなく、自分の体の状態をこまめにチェックしながら常にフィードバックとして解決策を実行していくことが重要です。そして「甘いものは太る」と頭から決めつけるのではなく、食べ方や種類を工夫するなど、自分の体に合った食べ物との向き合い方を探してゆくのが一番です。

ですから甘いものラバーズの皆さん、安心して(ほどほどに)甘いもの、食べてください。多少やめたくらいでは体重は増えも減りもしません。それよりも、痩せたければ運動しましょう。そして、頭を使いましょう。運動して頭使って、疲れたらご褒美に甘いものを食べる。この、自分に合った「運動ー頭脳ースイーツ回路」を確立することこそが、長期的な心身の健康に繋がるのではないでしょうか。

(文・タカハシ)

味博士
味覚センサーレオを中心として、味覚や食の科学に関するニュースを配信しています。
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