お酢の使い方がよくワカラン!
「料理のさしすせそ」に代表されるように、調味料にはさまざまな種類がありますね。その中でもお酢は、健康やダイエットに効果的であるとにわかに注目が集まっているようです。しかし、強い酸味とするお酢は、どのように使えば良いのかわかりづらい存在でもあります。
そこで今日は、お酢が役立つシチュエーションをピックアップしてみました!記事の後半では、お酢を効果的に取り入れるレシピも紹介していますよ!
お酢を使うべき5つのタイミング
1. 褐色を防ぎたいとき
ナスやレンコン、リンゴなどを切ったあと、しばらくすると切り口が茶色っぽく変色してきた経験はありませんか?これは野菜や果物に含まれる「ポリフェノール」という成分が酵素と反応して起きるもので、「褐変」と呼ぶ反応です。料理をする時はこれらを酢水につけてから調理することで、褐変させず美しいまま食べることができますよ!
2. ビタミンCを効果的に摂りたいとき
お肌のコラーゲンの生成に役立つビタミンCは加熱によって酸化されその作用が失われやすいビタミンです。これは、ビタミンCを酸化する「アスコルビナーゼ」という酵素が含まれているためで、もみじおろしなどはすぐにビタミンCの量が低下します。お酢はこの酵素の働きを抑えることができるので、もみじおろしなどにお酢を混ぜておくと、ビタミンCを守ることができます。
3. お肉・お魚の美味しさをUPさせたいとき
お肉を焼く前にお酢につけておくと、お肉に含まれるタンパク質分解酵素が働き、お肉が柔らかく仕上がります。さらに、肉汁の流出を抑えるため、ジューシーな風味を保ちます。一方、シメサバなどの魚の酢じめは、塩でしめた後、お酢に浸して魚肉を引き締めたものですが、お酢に浸すことにより魚肉を白くし、保存性も増します。また、お酢の作用により、アミノ酸が増加するため風味が増します。
4. 減塩したいとき
お酢の酸味には食塩量が少なくてもそれを補う食味増強効果があります。酸味と塩味が適度なバランスであるとき、互いを強め合うのです。料理の味付けにお酢を使うことで、いつもの塩分量より少なくても満足度の高い味となり、結果として減塩することができるのです。
続いて、酢を使ったオススメのレシピを3つ紹介します!
お酢を効果的に摂るレシピ3選
《トマトりんごジュー酢》
【材料】(2人分)
トマトジュース 150ml
100%りんごジュース 150ml
穀物酢 大さじ2
レモン汁 小さじ2
【作り方】
1.すべての材料を混ぜ合わせる。
《ポークステーキ 〜ブルーベリーソー酢添え〜》
【材料】(2人分)
豚ロース 200g
にんじん、きのこなど好みの野菜 適量
こしょう
オリーブオイル 小さじ1
〈ブルーベリーソー酢〉
冷凍ブルーベリー 80g
砂糖 小さじ2
白ワイン(なければ酒)大さじ1
濃口しょうゆ 大さじ1
白ワインビネガー 大さじ2
【作り方】
1.豚肉の脂肪をカットする。
2.付け合わせの野菜を一口大に切る。
3.フライパンにオリーブオイルをひき、中火で1.2.を焼き、こしょうをふる。
4.肉と野菜を取り出し、白ワインビネガー意外のブルーベリーソー酢の材料を弱火で煮詰める。好みの濃度になったら、火を止め、白ワインビネガーをふる。(※お酢は熱で飛んでしまい、栄養効果も減少するので、できるだけ最後に加える。)
5.3.を盛り付け、ブルーベリーソー酢をかける。
《にんじんとくるみレーズンのサラダ》
【材料】(2〜4人分)
にんじん 1本
くるみ 約20g
レーズン 約20g
ハーブソルトまたは塩こしょう 適量
お酢 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
レモン汁 大さじ1
【作り方】
1.にんじんを千切りにし、レーズンは熱湯をかけて表面のオイルを取る。
2.ボウルに1とくるみを入れ、調味料を加えて混ぜ合わせる。
このようなレシピを日々の食生活に取り入れることで、健康に良いお酢を食べるチャンスが増えます。ぜひ、お酢を効果的に使ってみてくださいね!