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バナナは火を通して食べたほうが得だった!

バナナは火を通して食べたほうが得だった!

バナナは冷たいままだと損?

151119_バナナ朝ご飯やダイエット食品として重宝するバナナ。昔は高級なフルーツであり、風邪を引いたときにしか食べる事ができなかったために、仮病を使って食べさせてもらったことがある人もいるとか!通常は生で食べる事が多いと思いますが、もっとヘルシーに食べるためには、個人的には火を通して食べる事をお勧めしたいと思います。

今日は、バナナに火を通す効果についてお教えします!

(1)歯にやさしくなる

151119_虫歯バナナに火を通す事で、バナナの甘味成分に変化がおきます。バナナの甘味成分には主に「ソルビトール」「グルコース」「フルクトース」「スクロース(砂糖の主成分)」「オリゴ糖」の5種類があるとされていて、加熱することによって、ソルビトールの割合が高まり、グルコースやフルクトースやスクロースの割合が下がることが分かりました(*1)。特に、焼くより蒸すときにより増えるようです。ソルビトールは歯磨き粉にも含まれており、虫歯菌のエサにもなりにくいとされているため、歯にやさしいようです。バナナを蒸す事で、歯にやさしいバナナになるということです。

(2)腸にも優しくなる

151119_腸さらに、同じ実験では、根気よく30分焼いた場合には、オリゴ糖が増えることが分かりました。オリゴ糖は腸内の善玉菌(からだに良い菌)のエサとなるため、オリゴ糖を摂取することで腸のはたらきがよくなることが期待できます。残念ながら30分以上でも以下でもオリゴ糖は減ってしまうというくらい繊細なのですが、弱火でふつふつバナナを焼いてみると、腸にやさしいバナナに変わりますよ。

このように、バナナを焼く事で歯と腸にやさしいバナナに変化させることができます。朝に30分焼くのは時間がないと思いますので、焼き置きしておいて食べる前に温めるのが良いでしょう。これからの寒い時期に、ぜひ暖かくて甘味の強い「火の通ったバナナ」を味わってみてください!


参考論文
バナナの追熟および加熱調理による糖組成の変化

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