■コーヒー豆不使用の「ニッチウェーブコーヒー」
最近のコーヒー界では、豆の種類や抽出方法などにこだわり、一杯ずつ丁寧に時間をかけて淹れるタイプの「サードウェーブコーヒー」が流行していますね。
しかし、あまのじゃく気質の私は即座に思いました。
「そもそも、コーヒー豆以外からコーヒーは作れないのか?」
お茶には、お茶の葉ではなく花や穀物などから作るお茶があります(ジャスミン茶など)。
コーヒーも同様に、コーヒー豆以外から作れるコーヒーがあっても良いのではないでしょうか。
今回は、コーヒー豆以外から作るニッチなコーヒー、「ニッチウェーブコーヒー」を探してみました!
■タンポポコーヒー
こちらは焙煎したタンポポの根から作られるコーヒーで、19世紀のアメリカで考案されました。
コーヒーのような苦味やコク・香ばしさといったものには欠けますが、少しキャラメルにも似たライトな味わいです。
コーヒーに砂糖やミルクを入れて飲むのが好きな方にオススメです。
■どんぐりコーヒーこちらは焙煎したドングリの実から作られるコーヒーで、18世紀のドイツで発展したものです。
味はコーヒーというよりは麦茶に似ていて、ワインにも含まれる苦味成分「タンニン」由来の独特の渋みがあります。
また、後味はさっぱりしているのも特徴的で、ミルクを足すとまろやかな味になります。
■パンの耳コーヒー
なんと!余ったパンの耳からもコーヒーが出来るようです。「MOTTAINAI」精神に忠実な一品ですね。
こちらはまだ試した事がないので、残念ながら味に関するコメントができません!
パンの柔らかな香りがするのか、バターの風味が残っているのか、興味が尽きませんね!
その他にも、かぼちゃの種やアーモンド、とうもろこし、玄米、お米などからもコーヒーができるようです。
これらの「ニッチウェーブコーヒー」、通常のコーヒーと比べるとパンチが足りないかもしれませんが、全て【カフェインレス】なため、胃に優しくカフェインが苦手な人でも気軽に飲めるコーヒーなのです!
あなたも、「ニッチウェーブコーヒー」をみつけたら、ぜひ試してみてください♪
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