日本の味が世界中で好まれるのは誇らしい事ですね。
・・・しかし!
事実と噂話の内容が時に大きく乖離するように、味に関しても伝わっていく過程で変わっていくことがあります。
特に、食にうるさいフランスでは面白い事が起きているようです。
今日は、日本の味がフランスに【正しく伝わってる例】と【独自の進化を遂げている例】について紹介します!
■正しく伝わっている例:ラーメン
パリでは、ラーメンイベント「ラーメンウィーク」が開催されたほどです。
欧州から数多くのラーメン好きが集まり、値段は日本の倍近かったにも関わらず、日本のラーメンは大好評だったようです。
パリの名所であるオペラ座周辺には日本料理のレストランもあり、その一つが「なりたけ」という日本のラーメン店。
フランス人と日本人で常に行列が絶えないこの人気ラーメン店、実際に入店して食べてみますと…
味も量も、日本のラーメンがうまく再現されておりました!
日本の味がパリでも楽しめる事に感激です。
隣のフランス人のグループも、美味しそうに食べ、スープまでちゃんと飲み干していました◎
■独自の進化を遂げている例:お寿司
海外で日本食のレストランに行ったことのある人はお気づきかもしれませんが、海外の和食にはその国の文化に合わせてアレンジされたものが沢山あります。
フランスのお寿司屋さんのメニュー表を見てみると・・・
デザート寿司やフルーツ寿司という表記が!
多様性にも富んでおり、お米を砂糖で甘く味付けしたもの、フランボワーズやマンゴーなどのフルーツが乗っているもの、お米自体にチョコレートやココナッツミルクで味付けされているもの等があります。
読んでるだけで美味しそう…!ぜひ、味覚センサーでお米とデザートの相性を測定してみたいものです。
さすがは、食後のデザートは欠かさないフランス人。
日本人にとっては驚きのデザート寿司も、フランスでは定番になりつつあるようです!
■独自の進化を遂げている例:納豆
まさかこの軸のぶれない重鎮にまで進化の波がおよんでいるとは…。
最近、茨城県で官民一体となって開発された、「豆乃香(mamenoka)」という納豆。
こちらは、普通の納豆ではありません、「粘らない納豆」なのです…!
通常よりも粘り気が少なく、豆がポロポロとしていて、豆の香りが引き立つのが特徴。
今年1月に「豆乃香」をフランスの食品見本市に出店したところ、納豆のネバネバや臭いが苦手な外国人にも好評だったようです。
納豆はネバネバするものという常識にとらわれないこの革新的な発明、今後は海外でじわじわと人気を博していきそうです。
納豆も進化していくことで、海外初の納豆を用いたオリジナル料理も誕生するかもしれませんね!
今回は、ラーメン、お寿司、納豆を取り上げましたが、いかがでしたか?
国の文化や食習慣、人々の嗜好に合わせて、日本料理や食材が変化していくのはなかなか面白いですね。
あなたも、海外であえて日本食レストランに行ってみると、驚きや新たな発見があるかもしれないですよ!
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