健康ブームの主役、さまざまな形で販売されている「豆」の特徴とは

健康食ブームが続く昨今、注目されている豆類。

しかし豆類は、生で販売されることがまれで、乾燥されていたり瓶詰や缶詰用に加工されていたりするのが通常ですよね。

同じ豆でも、どのような形態のものを使うかによって、メリット・デメリットが存在します。今回はそんなお話です。

新鮮な生の豆

みずみずしい生の豆類は、いかにもその季節の香りを内包していそうでついつい買いたくなります。これは正しい選択で、栄養学的にもフレッシュな豆類は学者たちも推奨しているようです。

収穫してすぐに乾燥されるなどの工程を経ていない豆には、当然のことながらより多くの水分が含まれています。これは、カロリーの観点から見てもメリットですよね。

身が柔らかいため調理時間も短く、旬の味や食感を堪能するために塩分も少なくて済むでしょう。

デメリットは、長期の保存が効かないことくらいでしょうか。しかし、旬の香りをふんだんに含む生の豆は、そんな欠点さえも補って余りあります。

長期保存可能な乾燥豆

収穫後、即水分を除去した乾燥豆の特長は、非常に長期の保存が可能であることです。

栄養学者たちが、「乾燥豆は天然のサプリメント」と呼ぶほど栄養分がギュッと凝縮。乾燥豆の栄養分は、缶詰や瓶詰などほかの保存法が施された豆類よりも、栄養学的に勝っているとも言われます。生の豆よりもカロリーは高くなりますが、タンパク質をはじめとする栄養素が実の中に閉じ込められているそうです。

ひよこ豆やレンズマメに代表される乾燥豆ですが、大きなデメリットがあります。それは、一晩水に漬けておかなくては調理できない点。

とにかく多忙でテンポが早い現代社会において、前夜に次の日の夕食のための段取りをするのはかなり面倒ですよね。また、水に漬けた豆を、急用や不測の事態で調理できなくなる場合も。

というわけで、さまざまな長所があるにもかかわらず、乾燥豆は食品庫に眠ったままになってしまうことがあります。

忙しい現代人の味方、缶詰・瓶詰

現在、最も普及している豆は缶詰や瓶詰のタイプではないでしょうか。保存もきいてすぐに調理が可能、調理時間も短くて済む缶や瓶によって、非常に多くのタイプの豆類が販売されています。

ただし、缶詰・瓶詰にされた豆類には保存料が加えられていることが多いのも事実。

また、このタイプは既に「調理済み」であるため、豆本来の味わいという点ではほかの豆類に劣ります。味付けに自信がある人にとっては、逆に缶詰や瓶詰の豆類は自分流の味付けをするのが難しい、なんてことにも。

便利な缶詰・瓶詰の豆類は、購入前に「原材料」の部分をよく読み保存料や塩分を把握することが大事ですよ!

参照元
DIFFERENZA TRA LEGUMI FRESCHI, SECCHI E IN SCATOLA
LEGUMI: FRESCHI, SECCHI, SURGELATI O IN SCATOLA?

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