食欲のなくなりがちな夏。夏バテしそうだとわかっていても、ご飯を余らせてしまっていませんか?
せっかくなので余ったご飯を甘酒にして、冷たいデザートの材料にしましょう。ビタミンや必須アミノ酸を多種類含む甘酒は砂糖入らずのヘルシーなデザートの甘味料になります。
ミキサーを使うことで甘酒は甘くなる
甘酒は米麹とお湯だけを材料に作ることができますが、ご飯を合わせる際に、ミキサーを使うことで発酵が進みやすくなり、甘みの強い甘酒ができます。
以下の量は目安です。魔法瓶の容量によって調整してください。米麹の量を少なめにしても、より長く時間をかければ甘味が強く出やすいですよ。
材料(出来上がり約700g)
残りご飯 200g
水 300g
米麹 200g
作り方
ご飯と水をミキサーにかけて、どろどろにします。これを火にかけて70℃くらいにしたら、いったん火を止めて米麹を合わせます。
再び加熱し70℃になったら、熱湯で中をすすいだ魔法瓶に入れ、密封します。10時間ほどおけば、できあがりです。
保温力の低い魔法瓶であれば、数時間後に中身の温度を確認し、60℃に冷めていたら鍋にあけ、再び70℃まで加熱してください。
70℃より高い温度で発酵を進めると酸味が出てしまうので、65℃前後の温度を保つことを目標にしてください。
砂糖なしのソーダ割、シャーベットにも
できた甘酒はシロップ代わりに使えます。冷やしたものを炭酸で割れば砂糖なしのおいしい甘酒ソーダが楽しめますよ。レモン汁やジュースを加えて凍らせ、シャーベットにしても良いですね。
お米のジェラートもおすすめ。甘酒にさらに残りご飯を加えてミキサーにかけ、冷凍庫に入れます。完全に固まる前に何度か取り出してスプーンでかき混ぜながら凍らせてください。お好みでバナナなどのフルーツ、ジャム、ジュースなどを加えてもいいでしょう。
できた甘酒はは冷蔵で1週間保存できます。いったん沸騰させると発酵が止まり、より長持ちします。甘酒は冷凍保存も可能ですよ。
また、魔法瓶を使わなくても、炊飯器に入れて濡れ布巾をかぶせ保温ボタンを押し、ふたを開けたままにしておけば、同じように発酵に適した温度が保たれます。残りご飯でできた砂糖入らずの甘酒をデザートの材料にして、暑い夏もおいしく乗り切りましょう。
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