コーヒーは苦くて飲めないけれどコーヒーの効果は欲しい、手軽につまめる眠気覚ましが欲しい……そんなときにおすすめなのが、コーヒーを使ったお菓子。
コーヒー味のお菓子を作るとき、材料として使うのは淹れたインスタントコーヒーという人が多いかもしれません。しかし、「料理にコクを出したければ、”ある粉末”を加えよ!」の記事のように、加えるだけで料理のコクがアップするなど、コーヒーの粉はそのまま使うことも可能なんです。レシピや個人によって差はあるものの、効果も淹れたコーヒーより期待できるかもしれません。
今回はコーヒーの粉をそのまま使ったコーヒークッキーの作り方をご紹介します。
コーヒーの粉を使ったクッキーのレシピ
ご紹介するのはごくシンプルなコーヒークッキーのレシピ。水分が取れないときなど、眠気覚ましのコーヒー代わりにもなりますよ。
材料
砂糖 25g
コーヒーの粉 15g
薄力粉 100g
塩 少々
植物油 大さじ1
水 大さじ1(足りなければ少しずつ足してください)
作り方
砂糖、コーヒーの粉、薄力粉、塩をボールに入れ、かき混ぜます。
植物油をくわえてボロボロになるまで手でかき混ぜ、水を加えながら更に混ぜ、一つにまとめます。
0.5mmの厚さに延ばし、好みの方で抜くか、切り分けます。
余熱しておいた170度のオーブンで25分焼き、冷めたらできあがりです。(写真3)
コーヒーの粉の量、砂糖の量、油の量はお好みで調整してください。植物油、水の代わりにバター、卵を使うと、リッチなクッキーになります。
ただし、クッキーとはいえ大量に摂取すると、コーヒーを飲み過ぎたときと同じように、眼が冴えて眠れないといった作用は生じます。ぐっすり眠りたいのなら寝る前には避けて、食べ過ぎにご注意ください。
レシピに使うコーヒーの粉は、エスプレッソ用や、インドネシアのバリコーヒーの粉など、細かく挽いた粉が使いやすくておすすめです。
クッキー以外にも、パウンドケーキやマドレーヌに入れれば本格的なコーヒーケーキになりますし、バニラアイスにそのままかければ美味しいコーヒーアイスクリームにも。チョコレート味のお菓子を作るときにもコーヒーの粉を少し加えると、味に深みが増します。ぜひお試しください!
参考:
『オール・アバウト・コーヒー―コーヒー文化の集大成』(TBSブリタニカ)
『コーヒー博物誌』 伊藤 博 (八坂書房)