自分で豆腐を作るのはとても大変です。時間と温度を正確に計って、タイミングよく適切な量のにがりを入れて……なかなか固まらず苦労したことのある方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたにおすすめしたいのが「ヒヨコマメ豆腐」。にがりが必要なく、計量・温度・時間がかなりアバウトでも簡単に固まるんです。
触感や味は少し豆腐と異なるものの、ヒヨコマメならではの風味が楽しめますよ。
ヒヨコマメ豆腐の作り方
作り方は、まず100gのヒヨコマメを一晩水に浸したあと、水気を切り300ccの水とともにミキサーにかけます。その後、布巾で濾した絞り汁を鍋に入れ、とろみがつくまでかき混ぜながら加熱。
型に流し込んで粗熱が取れたら、冷蔵庫で1時間ほど冷やせばヒヨコマメ豆腐の完成です。できたてがおすすめですが、翌々日くらいまではおいしく食べられます。
ポイントはヒヨコマメの絞り汁を鍋で温めるときにだまができないよう、よくかき混ぜること。そうしないとムラのある豆腐になってしまいます。ムラができてしまったら、ざるで越しながら型に流し込みましょう。
ただ、ムラがあるのも手作りならではのご愛嬌。人によっては濃淡がある方が好みかもしれません。
ヒヨコマメのおからでファラフェル
ヒヨコマメの汁をしっかり絞ったときに布巾に残ったものが、ヒヨコマメの「おから」。実はこれも使えるので、捨てるのは非常にもったいないんです。
おからに刻み玉ねぎ、すりおろしたニンニク、バジル(あれば)、胡椒、塩、すりごまを各少々加え、まとまるくらいの固さになるまで小麦粉を足します。
団子状、俵型など好きな形に丸めて油で揚げれば、繊維質多めのおからファラフェル(中東のコロッケ)に。お好きなソースを添えてお召し上がりください。
おからファラフェルは形を作って冷凍しておけばいつでも揚げるだけで食卓の一品になりますよ。
ヒヨコマメ豆腐、見た目はプリンに似ています。砂糖やバニラエッセンスを加えてフルーツソースをかければヒヨコマメババロアなんてのもできます。せっかくヒヨコマメを使うのですから「豆腐」という枠にとらわれず、ビーツやターメリックで色付けしてカラフルに作ってみても。
ぜひ、あなたテイストで自由にヒヨコマメ豆腐、お試しください!