「ぼっち飯」中心のそこのあなた。普段、一人だからといって適当な食生活を送っていませんか？
韓国の東国大学校医学部が医学雑誌「Obesity Research & Clinical Practice」に発表したところによると、一人で食事をする男性はメタボのリスクが上昇するそうなんです。
ぼっち飯の頻度とメタボの発症率の関係
研究チームは、2013年〜2014年の国家健康栄養調査に参加した7725人のデータについて、ロジスティック分析を用いて「まったくしない」「1日1回」「1日2回以上」といったぼっち飯の頻度とメタボリックシンドロームの関連を調べました。
その結果、メタボ発症のリスクがもっとも高いのは、1日2回以上ぼっち飯をする未婚の男性と判明。共食の機会が多い人に比べて3倍以上も差異があったそうです。
研究者の意見によると、一人で食事をする習慣のある人は、食生活に悪癖がつきやすいのだそう。話し相手がいないために食べるスピードが速くなる、外食やできあいの総菜で済ますので総体的にカロリーや脂肪分が増える、食事の時間が不規則……といった積み重ねが、やがて肥満につながるのだとか。
リスクは男性のほうが高い！？
研究では、もう一つ注目すべき結果が出ました。1日2回以上一人で食事をする男性は、メタボの発症率が64%に上ります。いっぽう、女性は一人で食事をする習慣がある人でもメタボになるリスクは29%にとどまっているんです。
一人で食事をすることの弊害は断然男性のほうが受けやすい、という結果なんですね。これはイメージですが、女性のほうが健康や美容に気を使った食事を摂る傾向があるからでしょうか。
もちろん、ぼっち飯でも栄養バランスの良い食事を、よく噛んで味わいながら、規則正しい時間に食べていればこの限りではないでしょう。ただ、一人だから食事なんてどうでもいい……なんて思っている方は要注意ですよ！
参考：
Eating alone can increase your risk of high blood pressure and cholesterol – and it’s worse for men – Miriam Stoppard – Mirror Online
References in Eating alone and metabolic syndrome: A population-based Korean National Health and Nutrition Examination Survey 2013-2014 – Obesity Research & Clinical Practice
