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甘酒の便秘改善効果は「便の回数」にアリ!

甘酒の便秘改善効果は「便の回数」にアリ!

甘酒の便秘改善効果は「便の回数」にアリ!

寒くなると、必然的に夏より水分を摂取する量が減りがち。そして起こるのが便秘です。夏は快便なのに、冬になると排便回数が減ったり、お腹が痛くなる人は少なくないはず。

そしてこの時期にぴったりの飲み物で、便秘解消に推奨されるのが甘酒。甘酒には酒粕に砂糖を加えて作ったものと米麹を発酵させて作ったものの2種類がありますが、「麹パワー」「飲む点滴」と言われるのは後者の米麹を発酵させた甘酒です。

この「麹パワー」による便秘改善、一体どのくらいの効果があるのでしょうか。

1日1回の甘酒摂取で便の回数が増える!?

便秘を改善したい女子学生を対象に、甘酒による便秘改善効果を調べた実験[*]があります。被験者は18名で、甘酒摂取群11名と対照群7名に分けられ、甘酒摂取群は14日間、甘酒を摂取。対照群はそれまでと同じ生活を送りました。

甘酒摂取群において飲用されたのは米麹の甘酒を白湯または水で溶いたもの。1回分約35gの濃縮した甘酒を3倍に薄めた150mlを1日1回の摂取とされています。なお、甘酒の成分は100g中、エネルギー230kcal、炭水化物54.0g、糖質53.4g、食物繊維0.6gです。

そして甘酒摂取群と対照群それぞれ、アンケート形式でお腹のはり具合やおならや便の量、排便の頻度、排便の辛さについて評価がされました。

結果、甘酒摂取群と対照群で有意差が見られたのは「便の回数」。

甘酒摂取群は開始時、毎日排便があったのが3名のところ、終了時には6名に増加。また、開始時に排便頻度が5日に1回であった人は2〜3日に1回に改善したという結果に。ただし、もともと1週間に1回という排便頻度の人には、改善が見られなかったそうです。

排便頻度が増えた理由としては、麹に含まれるイヌリンなどの食物繊維やオリゴ糖といった腸内善玉菌の養分、代謝を促進するビタミンB群により腸内環境が整ったことで便通の促進効果が得られたためと考えられています。

甘酒の便秘改善効果は「便の回数」にアリ!

便秘の原因や程度、ストレス、環境、生理周期といった対象者の条件は一定でなかったものの、研究により1日1回の甘酒摂取が便秘の改善に有効である可能性が示唆されました。ただし、お腹のはり具合や便の量、排便の辛さなどの項目に関しては有意差が見られなかったそう。

この結果を見ると、あまり「劇的に効果がある!」という感じではないようですね。しかし筆者は甘酒を飲むと即座に便通が良くなります。1名のデータなのでなんとも言えませんが、普段の腸内環境によってモノスゴイ効果が得られる可能性もあるにはあるのではないでしょうか。

もちろん、米麹の甘酒は栄養価が豊富なので、腸内環境の改善以外にも免疫力向上や美肌効果などの効果が期待できます。数ある効能のひとつだと思えば、この結果は大満足と言えるかもしれません。

参考:* 便秘に対する甘酒摂取の効果

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旨味大賞
味博士の研究所 編集部

味覚センサーレオを中心として、味覚や食の科学に関するニュースを配信しています。