夏休みが終わったものの、まだ夏休みボケがなおらない……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。天気もぐずついている日が多く、授業中は睡魔と戦う日々。そんなあなたに朗報です。そんな授業中の睡眠を抑制する方法があるんです。
それは……ガムを噛むことです。授業中にガムを噛んで良いのか悪いのかは一旦置いておいてください。今回はガムを噛むことが授業中の睡眠に及ぼす影響を調べた実験をご紹介します。
ガムを噛むことで授業中の睡眠が抑制できる!?
実験の対象者は女子短大生1年生110名、2年生111名、3年生+聴講生114名。ガムはミント味です。
1年生は水曜3限目(13:00〜14:30)、2年生は月曜2限目(10:40〜12:10)、3年生は火曜3限目(13:00〜14:30)の衛生行政学の授業において実験が行われました。
当該授業は1期中15回。7回目、9回目、11回目の授業にてガムを噛み、対照として6回目、8回目、10回目の授業でガムを噛まない状態で授業を実施。6回目と7回目授業、8回目と9回目授業、10回目と11回目授業においてそれぞれガムを噛まない群、ガムを噛んだ群が比較されました。
睡眠の判定は授業開始の30分後、50分後、70分後に机にうつ伏せた状態になっていたかどうかです。
その結果、睡眠していた学生の割合では、1年生の第1回目の試験において有意差が認められました。ガムを噛まない群は21%、ガムを噛んだ群は5.4%とガムを噛まない群のほうが授業中の睡魔に負けてしまったようです。
また、30分後、50分後、70分後に睡眠していた学生の割合では、50分後にはガムを噛まない群が24%、噛んだ群が11%。70分後にはガムを噛まない群が30%、ガムを噛んだ群が13%という結果に。
しかし、2年生と3年生では1年生ほど優位差が認められませんでした。2年生の50分後にガムを噛まない群が19%、ガムを噛んだ群は12%という差がありますが、その他は全体的にガムを噛んだ群のほうが睡眠に陥らない傾向はあるものの、数%(数名〜十数名程度)の差のようです。
とはいえ、評価した27回の試験うち、ガムを噛んだ学生のほうがより多く睡眠に陥った回数は5回のみ。ガムの咀嚼が授業中の睡眠を抑制してくれる傾向があることが判明しました。
授業中眠くて仕方ない方は、最後の手段としてガムの咀嚼を試すのもありでしょう。ただし、寝てしまうよりはマシとはいってもあんまりあからさまに噛むのはおすすめできませんので、ご注意を。
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