バウムクーヘンのおいしさは切り方次第
あなたはバウムクーヘンに対してどんな印象を持っていますか?
最近はふわふわ♡しっとりとしたバウムクーヘンも出ていますが、元祖バウムクーヘンに関しては「正直おいしくない」「固いし、パサパサしてる」…そんな風に思ってはいないでしょうか。
ところが、バウムクーヘンが好きじゃないという人は多くの場合、「切り方」を勘違いしているんです(編集部調べ)。この「切り方」を変えるだけで固くて重いバウムクーヘンがおいしく食べられるんですよ!
バウムクーヘンの切り方は〇〇が基本
大きなバウムクーヘンの筒を手に入れたとき、あなたはどのように切り分けていますか?
まさか「固いバウムクーヘンまで」厚切りにしていませんよね?
バウムクーヘンの生まれた国ドイツでは「薄切り」が基本。つまり、固いバウムクーヘンは薄切りにするのが正解なんです!
薄切りの例を見てみましょう。例えば、日本に初めてバウムクーヘンをもたらしたユーハイム。バウムクーヘンの切り方はこんな感じです。
バウムクーヘンが薄切りになっています。この薄さはそぎ切りに近いですね。
買ったバウムクーヘンが固い!パサパサする!と思ったら「これ、薄切りにするやつだ」と考えましょう。バウムは薄切りにすると柔らかくなり、口の中では層がほどけていきます。
日本のバウムクーヘンは日本人に合わせて進化した?
日本ではコンビニに売られているほどポピュラーなバウムですが、ドイツでは難易度が高いお菓子。「油脂はバターのみ」「ベーキングパウダーを使わない」など原材料にも厳しい基準があります。
それに対して日本のバウムクーヘンはマーガリンやショートニングがバターより多く使われているものやベーキングパウダーが使われているものもたくさんあります。
クラブハリエや治一郎のバウムなど、ケーキのように食感が軽いのものが多いです。これらはもちろん厚切りで売られていますね。
逆に言うと厚切りで食べるから、ふわふわしたバウムクーヘンが好まれるのかもしれません。日本人に合わせた作り方に進化したというわけですね。
普段は年輪を数えるくらいしか楽しみがなかったバウムクーヘンもこんな目線で見てみれば面白いと思いませんか?今日からはバウムクーヘンは固さに合わせた切り方で楽しみましょう!