ハチミツの色が濃くなった!これって食べてもいいの?

色が濃くなったハチミツは食べても大丈夫?

ふわっふわのパンケーキにたっぷりかけたいもの・・・それは「ハチミツ」!最近ではデパートにも高級ハチミツが並び、レンゲやアカシヤだけでなく、ミカンやリンゴといったように様々な種類のハチミツが気軽に買えるようになりましたね。

しかし、ハチミツってそうそう毎日食べるものでもないので、気が付いたら買ってから日にちがかなり経ってしまった……なんてこと、ありませんか?

久しぶりに食べようと思って取り出したハチミツの色が買ったときより濃くなっている!さてさて、果たしてこのハチミツは食べても大丈夫なのでしょうか。

古いハチミツは食べても問題なし!

結論からいいますと、「古くなって色が濃くなったハチミツ」は食べても問題ないんです!

なぜハチミツの色が濃くなるのかについては、ハチミツに含まれる糖のカラメル化、熱分解によるヒドロキシメチルフルフラール増加によるものなどの説がありますが、これらの現象は詳細が解明されていないこともあり、詳しくはわかっていないようです。

純粋なハチミツは糖度が高く保存性に優れており、さらに強い抗菌作用を持っているため、数年経ってしまったハチミツでも食べられると言われています。ただし成分によっては悪くなることもありますので、賞味期限のチェックと適切な保存は忘れずに!

おまけ:ハチミツは傷口に塗ってもいい!?

強い抗菌作用を持っているハチミツは昔から民間療法として口内炎や細菌感染症の治療薬としても使われていました。

日本で繁用されている医薬品の規格基準書、厚生労働省の日本薬局方にはハチミツの効能・効果として「口唇の亀裂・あれ」との記載が。ほかにもハチミツの効能・効果として「妊娠授乳期・肉体疲労・病中病後などの場合の栄養補給」ともあります[※2]。

さらにハチミツは水分量が少なく、空気中の湿度を吸い込む吸湿性があるため、その保湿効果は抜群!有名なモデルさんや女優さんがハチミツパックをしたり、グロスの代わりに口唇に塗ったりとその保湿効果にも注目されています!

ハチミツの色が濃くなっていても、食べて大丈夫。これからは安心してお得な大瓶サイズを購入してくださいね。ただ、ハチミツはふた夏を超えると香りが抜け味も落ちてしまいます。おいしく食べるのであれば、購入してから2年ほどを目安として食べきることをおススメします!

参考:
※1 一般社団法人 日本養蜂教会
※2 厚生労働省 日本薬局方 ハチミツ

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