鼻血を止める驚きの方法とは?
みなさん、鼻血が突然出たらどうしていますか?近くにティッシュペーパーがあれば、ティッシュペーパーを詰めますよね。でも、近くに何もない場合は…!?そんな絶望的状況で助けとなる、驚きの止血方法をご紹介します。
やり方は簡単!ベーコンを鼻につめるだけ
アメリカ機関食道科学会の学会誌で発表された「グランツマン血小板無力症の患者への塩漬け豚肉の切り身を使用した圧迫止血法」。グランツマン血小板無力症とは先天性の機能異常で、一度出血してしまうと凝固作用がうまく働かないためなかなか止血ができない病気のこと。
論文の内容はミシガン州でおこなわれた臨床実験をまとめたもので、疾患をもった患者が鼻血をだして入院した際、“ある方法”で処置したところ24時間以内に出血が止まり72時間で退院できた、というものなのですが…。
その止血方法というのが、ベーコンを鼻につめただけ。
一体何があったんだ…!?
アメリカでは昔ながらの治療方法
実は鼻血が出たらベーコンをつめるという方法は、アメリカでは昔ながらの治療方法なんだとか。
日本で言うと、鼻血がでたら首をトントンと叩くみたいなイメージでしょうか。(この方法は逆効果という説もあるのでご注意ください!)
約70年前にアメリカの医療論文に同じ内容が掲載されていたようですが、医療の発展にともないベーコン鼻詰め方法は影を潜めたそう。
理由は分かってない…
なぜ、ベーコンが鼻血に効くのか。理由はまったく分かってないんです。ベーコンに含まれる何かしらの成分が有効なんじゃないかという説はあるようですが…。昔ながらの方法もあなどれないということですね(まとめ)。
みなさんも近くにティッシュがないときはぜひベーコンを詰めてみてください!と言いたいところですが、非加熱のベーコンは衛生的に問題があるとも言われてるため、民間療法で買ってきたベーコンをつめるのはNG。
やはり鼻血にはとりあえずティッシュのようです。
参考:
Nasal Packing With Strips of Cured Pork as Treatment for Uncontrollable Epistaxis in a Patient With Glanzmann Thrombasthenia