シーチキンの“L”と“マイルド”の違いとは?
おにぎりにサラダに汎用性が高く、調理も簡単なシーチキン。
ところで、スーパーに並ぶシーチキンの缶詰をよくみるとシーチキンの後にLやマイルドと書いてあるのはご存知でしたか?
今回は知っているようで知らないシーチキンLとマイルドの違いをご紹介します!
Lとマイルドは原材料が違う
大きな違いは原材料。シーチキンLは“きはだまぐろ”から作られていますが、シーチキンマイルドは“かつお”から作られています。シーチキンといえばマグロのイメージですが、マイルドに限ってはかつおが原材料だったんです。
では、“L”と”マイルド“という名前にはどんな意味が隠されているのでしょうか。
シーチキンLのLはlightの頭文字。“L”はシーチキン商品の初期である“びんながまぐろ”を使ったシーチキンより低カロリーのため、lightからLをとって「シーチキンL」と名づけたそうです。水煮タイプの商品は、1缶あたり55カロリーと低カロリー。
もうひとつのマイルドはシーチキンL同様に低カロリー商品。しかし原材料が違うことで同じLを使うわけにもいかず低カロリーを連想させるマイルドを使ったようです。水煮タイプの商品は、1缶あたり54カロリーとシーチキンLとほぼ同じ。
ちょっと高い“ファンシー”とは?
Lとマイルド以外にもシーチキンには種類があります。たとえば楽しそうな雰囲気を醸し出す「シーチキンファンシー」。
Lやマイルドとの違いは、もちろん原材料。シーチキンファンシーは、“びんながまぐろ”から作られています。もともとツナ缶のファンシーとはブロックタイプの形状のことを指すのですが、シーチキンにおいては“びんながまぐろ”で作られていて形状がブロックタイプのものを「シーチキンファンシー」と呼んでいます。
Lやマイルドのように、原材料とカロリーから名前が決まったわけではないんですね。
“フレーク”は形状のこと
スーパーに行ってシーチキンを買うときに一番目にするのがフレークというパッケージ(筆者の感想です)。このフレークとは形状のこと。形状は3つの種類に分けられますのであわせてご紹介します。
・フレークタイプ・・・フレーク状に細かくほぐしたもの。おにぎりの具などにおすすめです。
・かたまりタイプ(チャンクタイプ)・・・大きめにほぐしたもの。さまざまな料理に使いやすいです。
・ブロックタイプ(ソリッドタイプ)・・・ほぐさずに大きい形のままのもの。サラダなどにおすすめです。
形状によって名前が違うので、メニューで使い分けできますね!
ちなみにこの「シーチキン」という名前ははごろもフーズの商品名です。この名前は原材料の“びんながまぐろ”から取られており、“びんながまぐろ”の肉が白いために「海の鶏」と呼ばれていたことに由来するそう。
万能食材シーチキンを使い分けて、もっと便利にしちゃいましょう!
参考資料:
はごろもフーズ
ニッポン・ロングセラー考