たった1週間で4,000人以上もの熱中症患者が…
今年も猛暑といわれていますが、気をつけなければならないのが熱中症。総務省によると2016年7月4日~10日のたった1週間で4,659名も熱中症で救急搬送されたとのこと。軽く思われがちな熱中症ですが、重症化すると大変なことになります。
熱中症に効果がある成分は、脱水症状を防ぐカリウム、糖質を分解する働きをもつビタミンB1、疲労回復効果をもつクエン酸、疲れにくくする抗酸化成分の4つ。これらをきちんと摂って熱中症対策を万全にし、サマーライフを楽しみましょう!
日ごろの対策方法
おすすめしたいのが、じゃがいもと豚肉。まず、じゃがいもはカリウムが多く含まれています。カリウムは汗をかくと塩分と一緒に体の外へ出てしまい、カリウムが失われることで細胞内が脱水症状を引き起こしてしまいます。カリウムが豊富なじゃがいもを食べることによって脱水症状を防いでくれるのです。
つぎに豚肉はビタミンB1が豊富。ビタミンB1は糖質を分解し疲労物質を溜まりにくくしてくれます。食欲不振など夏バテから熱中症を引き起こすこともあるので、疲れを溜めにくくするのも重要。
どちらの食材も、手軽に手に入れることができますよね!じゃがいもと豚肉を使った料理を食べて、熱中症になりにくい体を目指しましょう!
手軽にできる対策方法
毎日忙しくて、自炊なんてできない…という方におすすめなのが梅干しです!梅干しには、熱中症で失われやすい塩分やミネラルを効率よく摂取できる上にクエン酸が豊富なので、疲労回復に効果があるのです。
1日に何個も食べる必要はなく、毎朝1個食べれば十分。忙しい朝でもお手軽♪夏は梅干しを1個食べてからお出かけすることをおすすめします。
熱中症になったら“トマトジュース”
もっとも熱中症になりやすいのは、屋外での作業中。「気分が悪くなってきたな…」と感じたらトマトジュースを飲むようにしてください。トマトに含まれるリコピンには疲労回復効果があるので、暑い中作業をして疲れた体をより早く回復させてくれます。
またトマトには抗酸化成分が豊富なので、紫外線によって増えた、疲れを溜まりやすくする活性酸素から守ってくれます。
トマトジュースを飲むことで、スポーツドリンクでは補えない栄養素を補給することができます。これからは、熱中症かも!?と感じたら、スポーツドリンクだけでなくトマトジュースも併用するようにしましょう!
あまく見ると怖い熱中症。日ごろからできる対策をして、夏本番に向けて備えましょう!
参考資料:
総務省消防庁「熱中症情報」