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ビールを飲むと太るのは嘘?ホント?アペリティフ効果とお酒と体重の関係とは

ビールを飲むと太るのは嘘?ホント?アペリティフ効果とお酒と体重の関係とは

ビールを飲んだら食べ過ぎてしまう…その理由は?

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ビールを飲んでいて枝豆!から揚げ!焼き鳥!なんていつもよりおいしく感じてしまい、つい食べちゃったりすることってありませんか?

その「ビールを飲むと食べ物がおいしく感じて食べてしまう」という行動、実は「アペリティフ効果」による食欲増進からきているのです。

では、なぜビールを飲んだらそのアペリティフ効果が発揮されるのか?今回はその「アペリティフ効果」に関する研究結果をご紹介します。

アペリティフ効果とお酒の関係

アペリティフ効果のアペリティフとは食前酒のことをさします。お洒落なコース料理や懐石料理の最初に「食前酒」を勧められたことはありませんか?

食前酒にはまさにその「アペリティフ効果=食欲増進」が隠されていたのです。

アペリティフ効果として効果をもたらす作用は「胃酸・ガストン分泌促進」と「消化管運動亢進」の2つ。名前だけ聞いたら難しいな...読むの止めよう...と思ってしまうかもしれないですが、ストップ!簡単に説明しますと、

胃酸・ガストン分泌とは、食べ物を見たらお腹がキュルキュルっとグゥ~っとなるアレです。
そして消化管運動亢進とは、名前の通り胃から食べ物を消化して出そうとする動きです。

お酒にはこの「食べて→消化して」を促進する2つの作用があります。

しかし、お酒の種類によって、「アペリティフ効果」は変わってきます。果たしてビールは?

醸造酒・蒸留酒と2種類のお酒と一般アルコール(エタノール)、水で比較した実験グラフがあるので見ていきましょう。

まずは、胃酸・ガストン分泌から。
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グラフを見て一目瞭然。単体アルコールのエタノールや蒸留酒のウイスキーやウォッカはほぼ同量。ビールやワインなどの醸造酒の数値が圧倒的に高いですね。
この結果は「食べるぞー!」という気持ちを起こさせる食欲増進の作用が醸造酒の方が高いということになります。

次に消化管運動亢進。
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これは胃の残存率で消化運動を図っているのですが、ビールとワインの残存率が少なくなっているということは消化率が良いということ。
やはりこちらも醸造酒の方が消化率がある=消化運動があるという結果になりました。

2つの実験をみてわかったのは、全てのお酒にアペリティフ効果があるのではなく、醸造酒、つまりビールやワインなどにアペリティフ効果があるということ。

さらに醸造酒の代表的なビールでメカニズムを解析した結果、ガストン分泌にはN-α-メチルチラミン(NMT)、消化管運動にはムスカリンM₃という2つの成分が作用を亢進させているということ、それぞれの成分はウイスキーや焼酎などの蒸留酒には含まれていないこともわかりました。

キンキンに冷えたビールをクイっと飲んで、アペリティフ効果で美味い物をたくさん食べて、また飲んで…なんて無限ループが続いて最高ー…ってあれ?

アペリティフ効果が作用するってことは、ビールを飲むと食べ過ぎて太るということでは!?

皆さんが、いや私も知りたい!ビールは太る飲み物なの?・・・結果はいかに?!

ビールは食欲増進ばかりではない?!

醸造酒の代表ビール。アペリティフ効果は絶大ですが、食欲をそそるばかりではなく減弱させる作用もあったのです。

13名の男性にビール(醸造酒)とウイスキー(蒸留酒)をそれぞれ飲んでもらうという実験では、ビールの場合血糖値が26.7%、インスリン値は5.1倍に上昇し、一方ウイスキーの場合はどちらの数値も飲む前の数値と変動がありませんでした。

血液中の血糖値やインスリン濃度の上昇は食欲を減弱させる作用があるため、ビールはアペリティフ効果もあるものの、時間の経過によって血液中の2つの数値が上昇すれば食欲が軽減していくことがわかったのです!

さらに食欲を減弱させることを立証する膵外分泌量を図る実験。この2つの量が増加すると食欲が低下するということになるようですが…

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なんということでしょう。NMT(ガストン分泌上昇成分)濃度があがるにつれて量が増加している結果に。

ということは、ビールを飲むとNMT成分の作用で食欲増進につながるけど、飲む(時間が経過する)につれて増進が抑制されるということですよね。
アペリティフ効果の抑制だけをみると、多量(過剰)飲酒時は減弱する傾向があり、BMI・TBF・CAFは変化しない、あるいは低下傾向が進むとのこと。

「ビールを飲む=太る」というのは少しは挽回できましたでしょうか?

体重増加については未だに解明されていないのが現状のようですが、やはりアペリティフ効果での「おつまみを食べ過ぎ」が体重増加の原因が有力のようです。

BMIも増えないし、いっぱい飲んでしまえー!と思った方。それだけはお勧めしません。

「酒は百薬の長 過ぎては害あり」
なんて昔の方は素晴らしい言葉を残したもんです。過剰摂取しすぎて体調を崩したら元も子もないですからね。

今からビールが美味しくなる季節ですが、薄着になって体系も気になってきますよね。おつまみをヘルシーにして私も晩酌を始めたいと思います。

参考:アペリティフ効果とビール成分

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