SNS見ながら料理している人は挙手!
インターネット上での情報検索が主流となった今、SNS上で紹介されているレシピ情報を参考にしながらその日の献立を考えるのを日課としているというかたも多いのではないでしょうか。
しかし、そんな何気ない行為が肥満体質へとつながっているかもしれない…そんな研究結果が報告されています。
食科学雑誌『Appetite』(2015年6月号)に掲載された情報によると、フェイスブックやツイッターなどのSNSを通じてレシピ情報を取得後にとる行動次第では、なんとBMIに多大な影響が出る可能性が高いのだとか!
肥満傾向にあるのはこんな人!
肥満傾向にあるのは、SNSでレシピ情報を取得後すぐに実行に移す人。
レシピ情報を取得後すぐに実行に移す人は、レシピ情報をチェックするだけの人に比べBMIが高いことが、アメリカのバーモント大学の博士らが行った研究を通じて証明されています。
BMIとは体重(kg) ÷ {身長(mm) × 身長(mm)}で算出される、肥満度を表す指数のこと。
日本では18〜25が標準とされています。
研究結果によると、SNS上でレシピ情報を取得し、即座に行動に移す女性のBMI平均値は25.63。
SNS上でレシピ情報をチェックするだけの女性のBMI平均値は27.49。
数値としてはアメリカの研究結果なので日本より少し高めですが、日本ではBMI25以上が肥満の基準とされていますから、これは由々しき事態ですね!
SNS上でレシピを見たら、チェックしておく程度にとどめ、後で吟味したほうが良いのかも…!?
SNSで取得するべき情報
フェイスブックやツイッターなどのSNSを通じてレシピ情報を取得すること自体は悪いことではありません。
というのも、フェイスブックやツイッターなどのSNSには、栄養学の専門家や料理研究家のかたが多数参加されており、減量向けのレシピも公開されています。
SNSの活用による健康増進効果については多くの医療従事者の間でも注目を集めています。2014年9月に公開された医学専門誌『Health Affair』(電子版)では、減量のヒントとなる情報が記載されたSNSを参照した被験者941名において、BMIが0.64%減少したという、嬉しい報告もあったりして。
減量向けのレシピを公開しているサイトは、身体のことを配慮した献立を考えるうえでのヒントを与えてくれます。
これは進んでチェックするべし。
ただし、くれぐれも「サイトで紹介されていた色々なメニューに手を出した結果、カロリーオーバーしてしまった・・・」ということがないよう、SNSの依存には気を付けてくださいね!