ペンギンは2種類、ネコは4種類?―どうぶつの味覚が面白い!

ペンギンは2種類、ネコは4種類?―どうぶつの味覚が面白い!

先日、アメリカのミシガン大学のJianzhi Zhang教授らが行った研究によって面白いことが分かりました。

150219_ペンギンイメージ

それは、ペンギンの舌は酸味と塩味の2種類しか感じないということ。

ペンギンには、この寒い冬に沁み渡るチョコレートのおいしさを伝える事が出来ないのですね…

人は、甘味・旨味・塩味・酸味・苦味の5つを感じながら生きていますが、実は、ペンギンに限らず、動物によって感じられる味覚の数が違うんです!

今日は、動物の味覚に注目してみましょう♪

 

 


 

■鳥類の味覚 

150219_鳥類イメージ基本5味のうち、多くの鳥類は甘味を感じることが出来ないことが分かっています。

つまり、感じられる味は4つなのです。

ただし、東京大学大学院での研究によると、花の蜜を主食とするハチドリという鳥は、舌の旨味のセンサーが進化して、甘味が感じられるようになったことも分かっています。

生物はこのように、すでに持ってるものを進化させて新しい機能を獲得することがあります。面白いですね!

 

■ネコの味覚

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ネコも鳥類と同様に、甘味を除く4つの味を感じています。

だから、たとえアイスクリームを美味しそうに食べていても、それは甘味に惹かれているわけではないのです!

これは、ネコが完全に肉食であることと関連しています。

糖分を取らないから甘味を感じる必要がないのですね。

 

■イヌの味覚

150219_イヌイメージ

イヌも、5つではなく4つの味を感じていると言われています。

ただし、イヌは甘味ではなく塩味を感じられないようです。

しかし!青森大学大学院の研究によれば、旨味物質と塩味物質を一緒にイヌに与える実験において、塩味物質の濃度を上げると、旨味に対する感度がアップすることが分かっています。

塩味を感じないにも関わらず、ですよ!面白いですね〜!

 

身近な動物の味覚について取り上げてみましたが、それぞれの生物が独自の味覚センサーを持っていることが分かりますね。

一つの味覚が消えてしまった食の世界はどんな世界なのでしょうか?

これは、「私たちにもし紫外線や赤外線が見えたら」と同じくらい、想像ができませんね!

何はともあれ、5つの味を全て感じられることは、幸せなことでしょう♪

 

*カキを食べて味覚力UP!

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