Warning: include_once(analyticstracking.php): failed to open stream: No such file or directory in /home/ajihakase/www/ajihakase/blog/wp-content/themes/ajihakase_1901/header.php on line 23

Warning: include_once(): Failed opening 'analyticstracking.php' for inclusion (include_path='.:/usr/local/php/7.4/lib/php') in /home/ajihakase/www/ajihakase/blog/wp-content/themes/ajihakase_1901/header.php on line 23

【味コラム】コーヒーの美味しさも、味覚の相性のおかげ。

【味コラム】コーヒーの美味しさも、味覚の相性のおかげ。

140927_コーヒー画像最近では、コンビニのコーヒーが人気を博していたり、一杯2000円のコーヒーが手供されている時代です。

皆さんも、日々、コーヒーを嗜まれていることでしょう。

これは200年前の日本人から見たら信じられないことで、コーヒーが伝来した江戸時代には、全く普及しなかったのです。

コーヒーを初めて飲んだ江戸時代の役人は、「焦げ臭くて味わうに堪えず」とコメントしたほどだったそう。

「えー、この苦味が良いんじゃん!」と今では当たり前のように感じられると思いますが、普及するかしないかのポイントは、その地の食生活の味覚にあるのです。

 


 

コーヒーがイスラム圏からヨーロッパに渡った時、ヨーロッパで受け入れられる際のポイントとなったのが、ヨーロッパの肉食文化です。

コーヒーの濃い苦味は、肉の強い旨味と非常に相性が良いので、普段食べている料理との相性が良かったのです。

一方、日本では、自然の素材を味わう薄味の文化であったため、試しにコーヒーを飲んでみたこの役人も、未だかつて日本には無かった強烈な苦味の強さに舌が慣れていなかったことと、コーヒーに合う料理がなかったことが原因で、先ほどのようなコメントが出るに至ったのでしょう。

それが今では食が多様化し、魚も肉も、薄味も濃味も、幅広く食べられるようになりました。このため、ヒトの味覚も徐々に変化し、今ではすっかりコーヒーは人気者、というわけです。

ヒトは無意識に、味覚の相性や味覚のバランスを本能的に感じ取り、好き嫌いを決めているということですね!

 

このことからも、味覚を意識する事で食がもっと楽しくなるということがお分かりかと思います。

皆さんも、幅広い料理や味付けにトライして、様々な食べ物を味わえる舌を作ってくださいね!

 

寿司の海外進出も、味覚がポイント!?

関連記事;【味コラム】お寿司とSUSHIから見る味の文化交流

 


 

 

味覚のおもしろ話がいっぱい!

FacebookTwitterで、味博士をフォローしてね!

 

当ブログでは、味覚に関する企画を募集しております。
味博士に聞いてみたい味覚の謎、気になるおいしい食べ合わせなど何でも結構です。
ご気軽に問い合わせフォームまたはコメント欄にご意見をお寄せ下さいませ。

 

味覚に関する詳細は拙著をご覧ください。
日本人の味覚は世界一 /
【日本人の味覚は世界一 (廣済堂新書 36) [新書]】
■鈴木 隆一 (著)
■廣済堂新書
■税込¥ 840

 

 

味覚の知識カテゴリの最新記事