ワールドカップがいよいよ近づいてきました。優勝するチームの予測は難しい一方で、これだけは確実といわれているのがサッカーファンたちの体重です。
サッカーファンたちの食事情を調査したのはフランス。強豪国でもあるフランスのサッカーファンたちの69%は、アンケートに対して「ワールドカップ開催中は、普段よりも健康に悪い食生活を送る」と答えたそうです。
自国チームが勝ち進むほど、食生活は悪化する
問題は、サッカーを観戦する場所にあります。たいていは、仲間たちとパブなどでビールを飲みポテトフライなどのおつまみを口にすることが多いですよね。
自宅で食事をしながら観戦する人も40%は宅配ピザなどを注文し、15%はできあいのものを買ってきて食べると答えています。そして、応援するチームが勝ち進むほど食事情は悪化、体重が増える傾向にあるんだそうです。
しかし、調査を行ったフランスでは、「サッカーファンたちは、ワールドカップ開催中に体重が増えることを自覚している」と答えています。いずれにしてもお祭り騒ぎだからとことん飲んで食べ、ワールドカップが終わってからダイエットをすればいいというわけでしょうか。
ヒマワリの種vsサンドイッチ ヨーロッパのサッカー観戦事情
UEFAの公式サイトには、非常に興味深い統計が公表されています。
曰く、サッカー観戦中になにを口にしているか。ヨーロッパは面白いことに、観戦中の食べ物が真っ二つに分かれています。その二つとは、「ヒマワリの種」と「肉入のサンドイッチ(あるいはパニーノ)」。一方は、試合の進行にイライラしてぱくぱく口に入れてしまうイメージ、もう一方は熱く盛り上がる試合に備えてしっかり胃袋を満たしておくという感じです。
ヒマワリやカボチャの種をサッカー観戦のお供にするのは、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ブルガリア、ラトビア、マケドニア、モルドバ、ルーマニア、ロシア、ウクライナなどの東欧諸国と、なぜかスペイン。スペインは、ピレネー山脈周辺でとくにこのヒマワリの種が愛好され、地域によってはパニーノが人気のようです。
一方、中央からヨーロッパ南部は、圧倒的に肉を挟んだパン類が優勢。ベルギーではこれにポテトが必須ですし、英国やスコットランドはミートパイ、イタリアではピッツァが人気とはいえ、炭水化物と肉の組合せは北欧からギリシアにいたるまでサッカー観戦には欠かせないようです。
参考:
Guardare i Mondiali fa ingrassare. Per gli italiani una “magra” consolazione