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焼餃子の本場とは?日本と中国の餃子事情

焼餃子の本場はどこ?日本と中国の餃子事情

日本人が大好きな焼餃子。パリパリの皮にジューシーな肉汁……ビールとご飯が進みますよね。餃子の本場である中国は、何て罪な食べ物を生み出してしまったのだ!と感心してしまいますが、ちょっと待ってください。

中国の餃子は水餃子がメインで、焼いた餃子はメインではないということご存じですか?今回は、中国と日本で異なる餃子事情に注目していきましょう。

中国人にとって「水餃子はごちそう」だけど焼餃子は…?

「餃子と言えば何餃子?」と質問したら、多くの日本人は「焼餃子」と答えるでしょう。宇都宮や浜松など様々な地域で、焼餃子がご当地餃子として人気を博しています。

しかし中国では、単に「餃子(ジャオズ)」と言った場合に意味するものは、水餃子(「水餃(シュイジャオ)」)のこと。焼いた餃子は、中国では「鍋貼」と呼ばれ、餃子とは別の料理です。

2017年7月に放送されたドラマSP『ゆとりですがなにか』では、中国人女性が「焼き餃子なんか食べるの、日本人だけダヨ。焼き餃子は下僕のまかないなんダヨ」と言うシーンがあり、反響を呼びましたね。焼いた餃子(鍋貼)は、大量に作って余った水餃子を焼いて食べたことがルーツ。

2005年に中国に進出した「餃子の王将」が10年弱で撤退してしまった理由も、ココにあったようです。

こんなに違う!日本と中国の餃子事情の違い

餃子の食べ方にも違いがあります。日本人は、餃子だけを食べるのではなく、おかず感覚でラーメンやご飯と一緒に食べますよね。しかし来日する中国人はその光景を見て変と感じるそうです。

中国では餃子はご飯や麺類と同じ「主食」。ご飯と餃子を一緒に食べることは、焼きそばとご飯を一緒に食べているようなもの。だから、中国人が見ると違和感を感じるんですね。

そもそも中国においての餃子は、もちもちとした皮の食感を楽しむものであり、めでたい時に食べるごちそう。上質の小麦粉を使用し、豚肉や野菜のほか魚介類などさまざまな餡のバリエーションがあり、500種類以上あると言われています。

そして、ニンニクは餡には入れず、入れるとしたらタレの中。さらに酢醤油は付けず、黒酢で食べます。日本の餃子と中国の餃子は、まったく別のモノだと考えた方が良さそうですね。

焼餃子の本場はどこ?日本と中国の餃子事情

焼餃子は中国とは全く違う「日本式餃子」ということがお分かりいただけたでしょうか。

大手食品メーカーや外食サービスでは、すでに中国の「餃子(ジャオズ)」としてではなく、日本式「餃子=Gyoza」としての世界展開を計っています。味の素食品は冷凍食品の「Gyoza」をアメリカ・ヨーロッパ・アジア圏に輸出していますし、フランスでは日本式のギョーザを食べるバー「Gyoza bar」が人気です。

中国の餃子と言えば、焼餃子ではなく水餃子。中国の「餃子(ジャオズ)」と日本の「ギョーザ(Gyoza)」はまったく別のモノなのでご注意ください!

参考:
中国山東省における餃子食の意味 と地域的特質
日本が好き! 段文凝著
中国では焼餃子より水餃子のほうが定番! しかも美味しい!
「なるほど、そうだったのか」 餃子の王将が中国から撤退した素朴すぎる理由

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味博士の研究所 編集部

味覚センサーレオを中心として、味覚や食の科学に関するニュースを配信しています。