「美味しい味」って一体何?味博士に聞いてみた

「美味しい味」って一体何?味博士に聞いてみた

「味博士に聞いてみた」連載第2回目です。1回目の「パクチーが好きな人、嫌いな人の違いは?味博士に聞いてみた」の際はご好評をいただきましてありがとうございました。おかげさまで2回目にこぎつけることができました。

今回はわかりそうでよくわからない「美味しい味」について味博士に聞いてみたいと思います。

2〜3の味が強い食べ物が「美味しい」

──味覚センサーレオで食べ物の味を検証していますが、結局「美味しい味」とはどんな味なんでしょうか。

味博士「味覚センサーで言うと、多くの場合、基本5味(甘味・旨味・苦味・酸味・塩味)のうち2つか3つの味が強いものが『美味しい味』といえますね。また、味のバランスが取れていると美味しく感じる傾向があります」

──味のバランス!ツナマヨご飯のように、病みつきになる食べ物みたいな感じですね。

──基本5味(甘味・旨味・苦味・酸味・塩味)すべてが強いとどうなるんでしょう?

味博士「5つ全てが強いと味に特徴がなくなってしまいます

──なるほど。全部強ければ良いというものではないんですね。ところで、相性度では4つ以上の味が引き立ってても『美味しい』と判定されています。これは一体どういうことなんでしょうか。

味博士「食品同士の相性では、『お互いの味を引き立たせられているか』をポイントに定めています。例えば白ワインと魚、まったく同じタイミングで口には入れないですよね。ワインを飲んで、魚を食べる。そうしたときに足りない味を補うことで、良い食べ合わせになる……ということです」

 

というわけで、美味しい味とは2〜3つの味のバランスが良く、特徴のある味。相性度はお互いの味を引き立たせられている=深い味わいになっているほど美味しい、ということがわかりました。

なお、味博士曰く「美味しさ」は時代によっても変わるそうです。例えば80年代はこってり×あっさり、90年代は食感、2000年代は新食感+濃い味、2010年代後半は酸味+何かなど、美味しさにも流行があるとのこと。これからどんな「美味しさ」が流行るのか……目が離せません!

味博士とは

ヒトの味覚を模した人工知能搭載の味覚センサー、「レオ」を開発した人。たまに「これ、旨味の数値3.5は超えるよ」とかいう食レポコメントを発するので、おそらく味覚センサーレオ同様に味覚を数値化する能力を持っていると思われる。
ハワイと猫が好きそうに見えるが、真偽は定かではない。

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