味覚を鍛えると生活習慣病が予防できる!?味覚と生活習慣病の関係とは

味覚を鍛えると生活習慣病が予防できる!?味覚と生活習慣病の関係とは

味覚と肥満と生活習慣病

生活習慣病の予防には味覚味覚を鍛えよう

日本国内の肥満者は男性29.5%、女性19.2%。男性は約3.4人に1人が、女性は約5人に1人が肥満という状況です[※1]。

肥満になると怖いのが生活習慣病のリスク。生活習慣病には栄養や食生活、煙草、運動など様々な要素が関わってきます。しかしどうやら、味覚の感受性(味覚力)も関連しているとのこと!

今回は鳥取県内の5医療機関の患者・職員などを対象に行なった調査[※2]から、味覚と生活習慣病の関係についてご紹介します。

1. 旨味の感受性が低いと甘党になる

健康診断受診者48名を対象にした同調査によると、旨味の感受性が低下している人は、低下していない人に比べて有意にBMI25以上の人が多かったそう。

BMI25は日本肥満学会が「肥満」と定義している数値です。体重が筋肉なのか脂肪なのか、脂肪がついている場所によっても変わるため一概に危険性があるとは言えませんが、肥満の状態は糖尿病、高血圧、心筋疾患といった生活習慣病の要因に[※3]。

また、旨味の感受性が低下している人は甘味を好む傾向が強かったそうです。旨味を感じにくくなることによって甘いものを求め、肥満につながってしまう……旨味感受性の大切さがわかりますね。

2. 心血管病患者は味覚感受性が低い

急性心筋梗塞、慢性心不全急性憎悪で入院した21名を対象とした同調査では、甘味感受性が低下していた人は38.1%塩味感受性が低下していた人は57.1%となっていたそう。対して、職員54名を対象にした調査は甘味感受性が低下していが人が20.4%、塩味感受性が低下していた人が11.1%。

急性心筋梗塞、慢性心不全急性憎悪で入院した人の味覚感受性は明らかに落ちていますね。

味覚の感受性が低下すると味を感じにくくなります。塩味の感受性が低下している人は、感受性が高い人よりもしょっぱいもの、味の濃いものを食べないと満足できない体になってしまっているんです。

味覚力を鍛えて生活習慣病予防!

これらの結果は、裏を返せば味覚力を鍛えることが生活習慣病予防につながるという可能性を秘めています。

プロセスとしてはこんなところでしょうか。

生活習慣病の予防には味覚味覚を鍛えよう

ヒトの舌にある味を感じるセンサー、味蕾細胞は10日間で生まれ変わります。普段から気をつけていれば、短期間で薄味でも満足できる体に!もちろんダイエットにも有効です。

自分の味覚力チェックと味覚力を鍛える方法はこちらの記事をご参考ください♪

参考:
※1 国民健康・栄養調査結果の概要
※2 味覚感受性と生活習慣病リスク
※3 肥満と健康

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