おせち料理には砂糖が多い
もしかすると、お正月太りの一因はここにもあるのではないでしょうか・・・?祝い肴三種と、縁起の良いおせち料理を砂糖を使うものと使わないものに分けてみました。
砂糖を使うおせち料理
黒豆
マメに働き、勤勉でありますようにという意味が込められている黒豆。
関西と関東では煮る時間が違い、ふっくらと丸く仕上げる関西に対して、シワが出るほどしっかりと煮込むのが関東風です。
田作り
かつて片口イワシを、田んぼの肥料にしていたことからこの名前が付きました。「五万米(ごまめ)」とも言います。五穀豊穣を願って食べるものです。
紅白なます
大地に根をはる大根から、家の土台をしっかりと築くという願いを込めます。喜びを表す紅と、清浄を表す白を組み合わせています。
里芋の煮物
親芋から、たくさんの小芋ができることから子孫繁栄を願います。
昆布巻き
「養老昆布(よろこぶ=喜ぶ)」から不老長寿の意味があります。
きんとん
漢字で表すと「金団」。財宝の意味があります。
デザート感覚で食べる方も多いでしょう、もちろん砂糖が使われています。
伊達巻
教養を養い文化発展を祈ります。甘めの卵が美味しいですよね。
砂糖を使わないおせち料理
数の子
親であるニシンが二親健在に通じています。子孫繁栄の縁起物として食べます。
だし汁と醤油、みりんで味付けしています。
えび
茹でると赤くなり背中が曲がることから、長生きできるようにと願いを込めます。
醤油とみりんで味付けします。
12月は、クリスマスや忘年会で飲んだり食べたりすることが多い時期です。さらにお正月になるとおせち料理やお雑煮をよく食べるうえ、だらだらと過ごしてしまい運動量も減りがちに。砂糖は食べることで血糖値が変わりやすく、食欲を増進させる働きを持っています。
また甘味のあとは塩味が欲しくなるのが人間のサガですが、このスパイラルに陥るといくらでも食べてしまう原因に。
「お正月くらいは…」と気を緩める部分があっても良いかもしれませんが、甘やかしすぎには注意が必要。砂糖の量を減らすために手作りに挑戦してみるのもアリかもしれませんね。