Hakko! Japanのミッション
「発酵」は私たちの食文化を豊かにする、限りない可能性を秘めた現象です。味噌や醤油などの調味料から、キムチやヨーグルトなどの食材に至るまで、発酵食品の数は多岐にわたります。そこに国境はありません。どんな国にでも、発酵を用いた食材があるのです。
世界にはまだまだ様々な対立があります。しかし、わたしたちは、万国共通で愛されている「発酵」こそが世界平和の架け橋となることを信じて、これまでの発酵をさらに革新し、新たな発酵を創出していくことをここに誓います。
事業内容
・穀物や果実を中心とした発酵事業
・受託発酵サービス
・発酵コンサルティング事業
・オリジナル発酵食品の開発
主な社員紹介
代表取締役:菌 酵母/KOUBO Kin
パン酵母、ビール酵母など、さまざまな食品に自身の名を刻みつけることに成功した華々しい業績に調子づいてしまった勢いで起業。食物中に含まれる糖分である「グルコース」資源を、アルコールの一種である「エタノール」と「炭酸ガス」に変換する能力ではKOUBOの右に出る者はいない。日々パンと妄想を膨らませ、「とりあえずビールで」という人々を手玉に転がしてる気になりながら、食文化の発展に貢献している。
取締役:菌 乳酸/NYUSAN Kin
NYUSANの仕事は酸っぱいことで有名である。NYUSANはKOUBOとは別に、グルコース資源を「乳酸」という酸味のある物質に変換するルーチンワークをこなしている。乳酸は酸性であるため、周囲の菌を溶かし殺すこともあり、社内では時折問題児扱いされている。しかし、人々の間ではそんなNYUSANを体の中に入れて健康に役立てようとすることも珍しくない、カリスマ性が高い人気社員である。
監査役:菌 麹/KOUJI Kin
独自のアミラーゼ技術を用いた「デンプン」の分解業務を担当。デンプンとは米や麦などに含まれる糖分であり、分子のサイズが大きい。その大きな分子も、KOUJIの手にかかれば木っ端微塵に分解、グルコースなどの小さな分子となる。KOUJIはグルコースを代表取締役であるKOUBOとNYUSANに受け渡し、KOUBOのアルコール生産やNYUSANの乳酸生産の下支えをしている。
執行役員:菌 酢酸/SAKUSAN Kin
上司であるKOUBOとNYUSANにグルコースを取られてしまうのが常であったため、仕方なくKOUBOの作ったエタノール処理を代表する役員となった。SAKUSANはエタノールと酸素から「酢酸」という物質を作りだす仕事に明け暮れている。SAKUSANが仕事したあとの液体はお酢と呼ばれているもので、実はNYUSANよりも酸っぱい仕事をする社員だが、上司の手前控えめに構えている。
顧問:菌 納豆/NATTO Kin
他の社員たちがグルコース関連事業を行っている傍ら、Nattoは詳しいことは企業秘密である「ナットウキナーゼ」という技術を用いてタンパク質関連事業に勤しんでいる。また、「ポリグルタミン酸」という素材を使って粘り気のある繊維を開発している。宣伝販売のためにNATTOは常に自らその繊維を身にまとって出社しているが、他の社員からのウケはいまいちであり、寂しさを埋め合わせるために常にそばに大豆を飾っているらしい。
なお当社のメンバーの苗字は偶然にも「菌」が多くなっておりますが、世襲や天下りは一切ございません。今後ともHakko! Japanをご愛顧いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。
※この企業は発酵に関わる菌たちのはたらきの違いをざっくり紹介するためだけに誕生したフィクションです。保存
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