水素水の別の使い道
最近何かとよく耳にする「水素水」。水素水といえば、似非科学、効果がない、ただの水、スピリチュアル!などなどと、徹底的にディスられています。実際に今年の3月に国民生活センターが注意喚起をしたように、健康への効果は期待できないと言われています。
ところが一部の水素水は料理、なかでも和食に役に立つことがあるようなんです!今回は、ディスられまくりの水素水の良いところを見てみましょう。
役に立つのは電気分解の水素水
まず、水素水には2つの作り方があります。水素ガスを封入するタイプと、水(H20)を電気で分解して、水素(H2)が多い水と酸素(O2)が多い水に分けて作るタイプです。今回料理に役立つのは、後者の電気分解のタイプの水素水。後者のタイプの水素水は、「アルカリイオン水」などとして知られているものと実は一緒ですので、アルカリイオン水という名の水でも代用できますよ。
それでは早速、料理への使い道を3つ紹介します!
1.だしの旨味がアップする
カツオや昆布から旨味たっぷりのだしをとるのは、和食の醍醐味ですね。そんなかつおだしは、通常の水よりも水素水を使ったほうが、旨味が上がったように感じられるとのことです。より少ない材料で効果的にだしを取れますので、節約にもなりますね。
2.お赤飯が赤くなる
おめでたい日に炊くお赤飯にも水素水は役立つようです。なんとお赤飯を炊くときに水素水を使用すると、通常よりも赤色の濃いお赤飯になるようです。なんでも、小豆を茹でた汁からして赤色が濃いのだそうです。
3.豆腐をやわらかくする
さらに、豆腐を作るときに水素水を使うと、豆腐のタンパク質量が増加したり、甘味が増したように感じられたり、食感のやわらかさが増したりすることがあるようです。お豆腐をご自身で作る機会はなかなかないとは思いますが、通常のお水よりも美味しいお豆腐ができるかもしれませんよ。
このように、電気分解で作られているタイプの水素水(アルカリイオン水)は、お料理との相性が良いこともあるようです。もちろん、これらの料理が健康によくなるわけではありませんが、使い道に困った水素水が手元にあったら、お料理に使ってみるのも悪くないかもしれません!
参考
電解生成水が赤飯の色調に及ぼす影響
電解水によるかつお節エキス成分の抽出効果
Food Science and Technology Research