ビタミンC・ポリフェノールを多く含むフルーツ
巷で「抗酸化作用=老化防止・美肌」とよく耳にすると思いますが、ビタミンCやポリフェノールにもその抗酸化作用があるってご存知ですか?
そのビタミンCとポリフェノールを多く含んでいるあるフルーツを見つけました!その名も「カムカム」!すでにご存じの方も多いかもしれませんが、カムカムのスゴさをご紹介します。
カムカムって?
なんとも可愛い名前の「カムカム」は、南米ペルーのアマゾン川流域を原産とするフトモモ科の果物です。
このカムカム、果肉の中に含まれるビタミンC量が2,400~3,000mg/100gとすごく高いのです。身近な果物で比較すると、レモンの約24倍、グァバの約10倍、アセロラの約2倍以上も多いんです。
ポリフェノールに至っては約1,400mg/100g、ワインの約7倍、緑茶の約14倍もあるのです!
そんなすごいカムカムですが、果実自体は拡散を防ぐため、原産国ペルーから輸出することを禁止してしまっているのです…。
一般入手できるのは、飲料などに加工した物のみ。でも、果実には栄養あるけど、加工すると栄養が激減する…ってこと聞いたことありません?
心配ご無用!飲料でも栄養があることが研究結果で立証されているのでご紹介します。
カムカム飲料のビタミンC・ポリフェノール含量
カムカム飲料の救世主ともいえる研究を発表されたのは、安田女子大学の白井睦子氏・高村一知氏のお二人。
「ビタミンC」「ポリフェノール」含量で有名なアセロラ飲料(果汁80%)、緑茶、カムカム飲料の果汁10%と60%の4つで含量比較をし、さらに抗酸化力の測定も行いました。
結果は以下のとおりです。
60%カムカム飲料がビタミンC量トップ!
ビタミンC量は60%カムカム飲料が667mg/100ml、80%アセロラ飲料は400mg/100mlとアセロラの約1.7倍もありました!ほぼ果実時(アセロラの2倍)含量比と変わりません。
美肌や疲労回復目的で1日に必要なビタミンCは2000mg以上ともいわれていますが、カムカムなら500mlのペットボトル半分くらいで摂れちゃうことになりますよね?!
お次にポリフェノール!どんな結果でしょうか?見ていきましょう。
80%アセロラ飲料>60%カムカム飲料>緑茶=10%カムカム飲料とアセロラには劣ったものの、ポリフェノール量は60%カムカム飲料が108mg/100ml、緑茶は67mg/100mlと緑茶の1.4倍!
ポリフェノールは老化防止や動脈硬化に有効な働きがあるといわれており、1日の理想摂取量は1500mg。
摂取量だけみるとかなり大変な感じがしますが、今飲んでいる水をカムカムに変えると…なんだかいけそうな気がしますよね?
カムカム飲料にもビタミンCとポリフェノールがたくさん含まれていると上の実験で証明されたのですが、果たしてこの2つの要素に「抗酸化力」があるのか...
知りたい!ですよね。
DPPHラジカル捕捉活性という方法を用いた、抗酸化力の研究結果が一緒に発表されてますので、ご紹介します。
驚くことなかれ...60%カムカム飲料>80%アセロラ飲料>緑茶>10%カムカム飲料という結果。
DPPHラジカル捕捉活性は60%カムカム飲料が10,353μmol/100ml、80%アセロラ飲料は5,694μmol/100ml。なんと60%カムカム飲料は80%アセロラ飲料の約2倍!
まさしく最強フルーツ!原産地のペルーも輸出したくない気持ちがわかりますよね!
今や男性も美肌を気にする世の中。女性だけでなく、男性も注目した方がいい果物です。
過去にはカムカムレモンティーという商品も発売されたり、最近ではカムカムポン酢という商品もあるようです。
抗酸化作用を期待するならカムカムで!是非、お試しあれ!必見です!
参考:カムカムの抗酸化活性