「最近疲れた…」そんな女性はフルーツグラノーラを摂取すべし!?

フルーツグラノーラが女性のQOLをアップさせる?


フルーツグラノーラとは、穀物を混ぜて焼き上げたグラノーラと呼ばれる生地に、ドライフルーツやナッツなどを加えたシリアル。ビタミンやミネラルが豊富に含まれ、「健康シリアル」として注目されています。

フルーツグラノーラを使ったダイエットに活用されたり、便秘解消効果や美肌効果の感想が発信され、「美容食品」として広まっているフルーツグラノーラ。牛乳やヨーグルトといっしょに食べるだけでなく、スコーンやチョコに混ぜるなどお菓子作りにも活用できる点も魅力のひとつです。

このフルーツグラノーラ、女性のQOLに影響を与えているようなのです。

QOLとはQuality Of Lifeの略で、日本語に直訳すると「生活の質」となります。国際保健機関(WHO)は1947年に、健康憲章にてQOLの健康を「単に疾病がないということではなく、完全に身体的・心理的および社会的に満足のいく状態にあること」と定義しています。

女性の労働力が増える一方、ストレスや忙しさ、周囲との関係などで女性の心身にかかる負担も増加しており、多忙な日々を送る女性を中心に、フルーツグラノーラの売上が増加している様子。

このことからカルビー株式会社研究開発本部と金沢大学大学院医薬保健学総合研究科は、インターネットを介したアンケートにて、女性の身体的・精神的なQOLとフルーツグラノーラがQOLに与える影響を調査しました。

女性のQOLとフルーツグラノーラにおけるQOLへの影響調査

この調査では15のカテゴリ(顔、頭、目、口、四肢、睡眠、人間関係、生理痛、不安、疲労、心の健康、体の健康、食欲、冷え性、肩こり)と年代別にQOLのスコア算出およびフルーツグラノーラ摂取による影響を比較。使用したフルーツグラノーラはカルビー株式会社製の「フルグラ」です。

調査内容は以下の4つ。

①カテゴリー・年代別のQOLスコア比較(事前調査)
②便秘気味・非便秘気味の人のカテゴリー別QOLスコア比較(事前調査)
③フルーツグラノーラのライトユーザー・習慣的ユーザー別のカテゴリー別QOLスコア比較(事前調査)
④フルーツグラノーラの摂取経験が少ない人における摂取前後のQOLスコア比較

これらの調査を行った結果によると、フルーツグラノーラの摂取経験が全くない、あるいは摂取頻度が月1回未満の人(ライトユーザー)に比べ、摂取頻度が月1回以上の人(習慣的ユーザー)のほうが顔・頭・睡眠・人間関係・不安・疲労・心の健康の7カテゴリーと総合点において、QOLスコアが高く、満足度が高いという結果が得られたそうです。

参考:フルーツグラノーラ摂取が女性の QOL に与える影響より引用

なかでも「心の健康」に関するスコアの差は大きく、「海外旅行に行きたい」「気力が湧く」「幸福と感じる」など、摂取頻度が月1回以上の習慣的にフルーツグラノーラを摂取する人は、精神面で前向きな回答が多く見られたようです。

また、フルーツグラノーラの摂取経験がほとんどない人が実際にフルーツグラノーラを試食した前後のQOLを比較すると、顔・口・睡眠・不安など、頭以外の全カテゴリーで試食後のスコアが上昇しており、女性のQOLを向上させる効果が期待できることがわかりました。

これは製品中1食あたりに、食物繊維が約4.5g、鉄分が約5㎎のほか、ビタミンB1や葉酸など8種のビタミンが1日の必要量の約3分の1含まれているために、生活において不足しがちな栄養を補給できたことで体調が改善し、その結果、精神面での満足度も高まったのではないかということ。

調査結果としては、フルーツグラノーラを摂取することで全体的なQOLスコアの上昇が見られたことから、フルーツグラノーラの摂取は女性のQOL向上に有効である可能性が示唆された、としています。

確かに、普通のシリアルよりは少しお高めなフルーツグラノーラは、おしゃれ感もあり、食べるだけで生活に対する満足度は得られそうです。そうした日々の満足感が、QOLの向上につながっていくのかもしれません。新生活のストレスや多忙な生活で最近疲れているかも…と感じている女性は、フルーツグラノーラを食べてみてはいかがでしょうか?

参考:
フルーツグラノーラ摂取が女性の QOL に与える影響
総論-QOL の概念と QOL 研究の重要性

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