野菜ジュースのポジションを奪ったグリーンスムージー。この2つはどう違う?
10年ほど前の健康ブームで火が付いた野菜ジュース。市販の野菜ジュースと言えば、紙パックやペットボトルのものが主流でしたよね。「これ1本で1日分の野菜が摂れる!」というキャッチコピーにつられ朝食に、ランチに野菜ジュースを飲んでいた方も多いのでは?
その地位をサラッと奪っていったのが彗星のように登場したスムージー。専門のジューススタンドはもちろんのこと、最近ではコンビニのジュース売り場にもカップ入りのスムージーが大きく陣取っています。
この野菜ジュースとグリーンスムージー、2つはいったいどう違うのでしょうか?
グリーンスムージーと市販の野菜ジュースの違いとは?
グリーンスムージーは“凍らせた野菜をメインに使ったシャーベット状の飲み物”という意味。しかし、最近では生野菜をそのままミキサーに入れて作るやり方が主流となってきています。
「それって野菜ジュースと一緒なのでは?」と思ってしまいますが、グリーンスムージーと野菜ジュースには決定的な違いがあるのです。
その違いとは“生の葉野菜を使っていること”。小松菜、ほうれん草、ケールなどがメジャーですね。生の葉野菜を使うことで緑の葉の部分に含まれているビタミン類、ミネラル、食物繊維や酵素を効率よく摂ることができるんです。
対して市販の野菜ジュースは葉野菜ももちろん入っていますが、フルーツや人参、トマトがメインのものが多く、のど越しをよくするために食物繊維の多くは取り除かれてしまっています。さらに殺菌のために加熱処理することで、生の野菜に含まれている酵素や栄養素が壊れてしまっている可能性があるんです。
スムージーブームの火付け役はこの店だ!
大人気だった市販の野菜ジュースですが、野菜ジュースのカロリーの高さを発信するCMなどの影響で、少しずつ人気に翳りがでてきました。
そのタイミングでアメリカからやってきたのが『ロベックジュース』(現在は閉店)。2011年8月に自由が丘にできたスムージー専門店です。
市販の野菜ジュースに変わるヘルシードリンクを求めていた日本人にとって、海外セレブにも人気のこの店はまさに救世主。
オシャレ女子やモデル、芸能人がこぞって飲みはじめ、日本にスムージーブームを巻き起こし、市販の野菜ジュースはますますその影を潜めてしまったのですね。
野菜ジュースから完全に地位を奪ったグリーンスムージー…人気の理由は?
大人気のグリーンスムージーですが、ヘルシーさや栄養価の高さにおいて実力をしっかり兼ね備えている飲み物であることに間違いはありません。
みなさんもコンビニでお手軽に手に入るグリーンスムージー生活を始めてみてはいかがでしょうか。
参考:
スムージーライフ