足が速くなるマル秘食材、その名はヤムイモ。
『足が速い』ってすべてのスポーツの基本ですよね。マラソンもしかり、サッカーや野球だって足が速い方がお得。
しかも、女子は合コンに行ってメンバーを一目みたときに好みじゃなかったら全速力で逃げなきゃいけないですからね。やっぱり足は速い方がいいですよ！
でも「足は速くなりたいけど、地道に練習するのはイヤ！」というのが本音。そんな方にうれしい情報があります。なんと『食べるだけで足が速くなる食材』があるんですよ！！それは何かというと・・・『ヤムイモ』なんです。
ジャマイカ選手の強さの秘密！ヤムイモ。
ヤムイモが主食の国といえば『ジャマイカ』。そういえば、陸上王国といえばアメリカが代名詞だったのに、ここ数年はボルト選手を筆頭にジャマイカ勢の強さが際立っていますよね。
ヤムイモが『足が速くなる食べ物』として世の中に知れ渡ったのは他でもないボルト選手の父親が言ったこの一言。
「ボルトの足の速さの秘密はヤムイモを食べてるからだよ。」
この一言によってヤムイモパワーが注目されたということなんです。
その後、ヤムイモの研究は一気に加速し、マウスでの実験によってヤムイモの運動機能を高める効果が遺伝子的に証明されました。
秘密は山芋の成分「ジオスゲニン」
ヤムイモの中でも『メキシカンヤムイモ』という品種には『ジオスゲニン』という成分が含まれており、ドーピング薬物と同じような効果が期待できることが分かっています。
「ドーピングと同じような効果があるなら、それは違反じゃないの？」って思いますよね。しかし、ヤムイモは薬物ではなくあくまでも食べ物。しかもジャマイカ人の大事な主食。禁止することはできないんですよ。
ここで1点問題が・・・「日本にはヤムイモがないじゃないか！」
これじゃ、いくらヤムイモが足を速くする食べ物でもその恩恵にあやかることができません。
でも…あきらめるのはまだ早い！実はヤムイモは世界各地にあり、その種類も非常に多く600種類以上もあるといわれているんです。日本にももちろんあります。その名は・・・『ヤマイモ』！
日本のヤムイモ=ヤマイモ。
日本で有名な長イモ、自然薯、ヤマイモ。これらはすべてヤムイモの仲間なんです。
ここで問題となってくるのが“足が速くなる成分の『ジオスゲニン』は含まれているのか”ということ。
日本のヤムイモの仲間の中でジオスゲニンが最も含まれているのは、沖縄で栽培されている『トゲドコロ』という品種です。しかし、この『トゲドコロ』は年間数トンしか栽培されていない非常に希少な品種。私たちが気軽に食べることは到底不可能！！
他の品種は？といいますと、残念ながら長イモ、自然薯、ヤマイモのジオスゲニンの含有量は1％程度。ジャマイカのヤムイモには到底及ばないことが分かりました。
しかし全く入っていないわけではないので、食べないよりは食べた方が効果は期待できそうです。
ということでみなさん、逃げるかもしれない合コンの日や、スポーツをする予定のある日などなど。足が速くなりたい日の朝食はとろろご飯に決まりですよ！
参考：
健康・医療館
滋養強壮作用等を担うといわれているジオスゲニン成分の含有率が高い国産ヤムイモ、トゲドコロの発見について
