どこもかしこもゴーヤ…
ここ最近の夏によく見る光景といえば、お隣のお宅のベランダにゴーヤ。近所のおばあちゃんの家の庭にゴーヤ。小学校にもゴーヤ。右を向いても左を向いてもゴーヤ、ゴーヤ、ゴーヤ…
ちょっと待って!昔はゴーヤってこんなに市民権を得てなかったはず。しかし気づけばスーパーの野菜売り場にも必ずゴーヤが…。いったいいつからゴーヤは我々の生活にずっしり腰を下ろしたのでしょうか。
ゴーヤといえば沖縄!?
ゴーヤが有名な県と言えば、誰もが思うのが『沖縄』!! ということは、ゴーヤの原産地は沖縄なのではないでしょうか?あんなに苦い野菜を最初に食べようとした人物は誰なんだ!突き止めてやる!
鼻息荒く調べてみると、驚きの事実が発覚したのであります。なんと、ゴーヤの原産地は・・・『インド』!まさかのカレーの国インドが原産地とは。
ゴーヤはインドから中国へ伝わり、1713年の琉球王国時代にはすでに沖縄で食べられていたとの記述があるのだそうです。しかし、正確に伝来した年や最初に食べた人が誰かということは不明とのこと。
さらに、ゴーヤはお腹を満たす食べ物というよりは、『夏バテ予防のための薬になる野菜』というポジションであったことが分かりました。ゴーヤに含まれるビタミンCや苦み成分のモモルデシンが夏バテ解消に効果的なようです。
全国的に有名になったのは国民的あのドラマ!
沖縄にゴーヤが伝わったいきさつはわかりましたが、どうして全国的にこんなにも有名になったのでしょうか?
ゴーヤがこれだけ全国に広がっていたのは、国民的あのドラマが影響しているのです。そのドラマとは・・・平成12年に放送された、NHK朝の連続テレビ小説『ちゅらさん』!確かにみんな観ていましたね。普段はあまり朝ドラを観ていなかったわたしも観ていましたからね。
ゴーヤが市民権を得たのは、間違いなくこのドラマの影響。もっと言えば、このドラマの中にでてきた『ゴーヤマン』のおかげといっても過言ではないでしょう。それにしてもテレビの影響って本当にすごいですね。
ここまで有名になったゴーヤってすごい…
あんなに苦いのに、ここまで地位を築きあげたゴーヤ、本当に尊敬します!最初はあの苦さが苦手でも、だんだんとクセになってくるんですよね。
ゴーヤは油との相性がいいので、ゴーヤチャンプルや天ぷらもおススメですが、わたしのおススメは『ゴーヤカレー』です。カレー味とゴーヤ、不思議と合うんですよね。しかし原産地がインドとなれば、それも納得の結果といえるでしょう。
今年の夏はゴーヤをたくさん食べて、猛暑を乗り切ろうじゃありませんか。
参考:OKINAWAゴーヤパーク