ザリガニは、ちゃんと美味しい!
世の中には「実は食べることのできる」ものが多く存在していますが、「食べることができる=美味しい」とは限りませんよね。数少ない「食べることができる=美味しい」を満たす食材の一つは、ずばりザリガニ!日本では不衛生なイメージが強くあまり食されませんが、実はさまざまな国で日常的に食べられている人気食材です。
今日は、エビやカニが好きな人ならかなりの確率で好きになるであろうザリガニの食べ方を紹介します。
アメリカザリガニを胃袋に収めるまでの一連作業
日本には多くの「アメリカザリガニ」が生息しています。こちらは食用としてアメリカから輸入されたものが繁殖したという事実が示す通り、そもそも食用なのですよ。
1.釣って入手しよう
アメリカザリガニは、水田や池、用水路といった、水深が浅く流れのない場所に住んでいます。都会にお住いの方は難しいかもしれませんが、近くにそういう環境のある方は、ぜひ釣りに出かけましょう。もちろん通販やお店で買うこともできますが、ザリガニには「タダで手に入る珍味(※ただし釣る場合に限る)」という魅力的なキャッチコピーがついています(今つけました)。
2.食べられる状態にしよう
おせじにも生息域は、衛生的に綺麗だとは言えません。ザリガニを捕まえてきたら、2日間ほど水中で断食させて体内の泥を抜きます。また、淡水独特の臭いがするため、料理酒に10〜15分程度つけて臭い抜きをしましょう。ただしザリガニはたくましく酒につけてもすぐには生き途絶えないので、生きていてもびっくりしないように注意です。
3.あとはカニやエビと同等に扱おう
ここまで下準備が進めば、あとはカニやエビと同等に扱ってOKです。味噌汁に入れれば良いダシが取れますし、チリソースにするのもエビチリと区別つかないほど美味です。渡り蟹のトマトクリームパスタの要領でザリガニのトマトクリームパスタにするのも良いですし、岩塩でシンプルな塩焼きにするのも旨味が引き立つのでオススメですよ。火さえ通せば、あらゆるアレンジが可能です!(※「生食はヤメテネ」byザリガニ)
食通の方の中には、ザリガニは伊勢海老よりも美味しいと言う方もいるほどだとか。ぜひ一度先入観を捨てて、エビやカニの一種と思って食べてみてくださいね!