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鈍くなった味覚にも「断食」が効果アリ?

鈍くなった味覚にも「断食」が効果アリ?

お金をかけずに味覚は鍛えられる!

160106_箸休め食べ物の味へのこだわりが強くて自らの舌(味覚力)を鍛えようとしている方は、ミシュランガイドに載っているような高級レストランに通って研鑽に励むことも多いのではないでしょうか。もちろん複雑で繊細な味に触れることも重要ですが、実はもっとローコストで「味覚力」を鍛える方法があるのです。

体を鍛えることをイメージするのは容易ですが、味覚を鍛えるにはどのようにすれば良いかイメージできますか?今日は、誰でも簡単に味覚を鍛えることができる『味覚の鍛え方』について伝授したいと思います!

断食で味覚力がアップする

150630_口味覚を鍛えるためには、何か特別なものを食べれば良いのでしょうか。答えはNO。実は、食べないこと、すなわち「断食」をすることで味覚を研ぎ澄ますことができます。なぜだか分かりますか?
手前味噌になってしまいますが、味博士の著書『日本人の味覚は世界一』から、その理由を紐解きましょう。

『食欲と味覚との間には関係があるのだ。たとえば、食欲が高まると甘味の感受性も高まるが、これは食欲を増進させる血中成分である「内因性カンナビノイド」という物質が甘味を感じやすくさせているのだ。では、逆に満腹になってきたら、味覚はどのように変化するのだろうか。このときに、大いに働いてくれるのが、食欲と代謝調節に関与する「レプチン」とよばれるホルモンだ。脂肪細胞で作られたレプチンは、血流に乗って脳に到達し、食欲調節を行う神経の活性を低下させる。このとき、食欲を抑制するだけでなく、味細胞の感受性も低下させる。』

ちょっと長いのでまとめますと、

・空腹状態→味細胞の感受性が活性化→味覚が繊細になる
・満腹→味細胞の感受性が低下→味覚が鈍る

ということです。このため、空腹状態で味覚が繊細になっている時にしっかり味わい、味を覚えていくことが重要です。

断食には他にもイイことがある?

160106_体重計断食は味覚力を鍛えるに以外にもさまざまな効果があると言われています。南カリフォルニア大学長寿研究所のヴァルテル・ロンゴ教授によれば、
・血圧やコレステロール値を改善する
・糖尿病のリスクを下げる
・脂肪を分解する
・毒物・老廃物を排出する
・体の免疫が強くなる
などのメリットがあると言われています。断食により味覚力だけでなく体をリフレッシュさせることできるとは、まさに一石二鳥なのではないでしょうか。

自分の舌に自信がない方は、たくさん食べた正月明けのこのタイミングを期に、軽い断食をしてみてはいかがでしょうか?なお、極端な断食は逆に健康を害しますので、自分にあったやり方を調べてから実践しましょう。断食中は水分が足りなくなりがちなので、水を適度に飲むように注意が必要です。また、断食後の食事は「おかゆ」などの刺激の弱いものをオススメいたします!


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