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夜型は本当に太りやすいの?食事の時間におけるエネルギー消費量の違い

夜型は本当に太りやすいの?食事の時間におけるエネルギー消費量の違い

夜8時以降にご飯を食べると…
寝る前2時間以内にご飯を食べると…
夜型の生活や食習慣を続けていると…

この後に続く言葉といえば、そう、「太る」です。肥満の要因と言われるこういった生活習慣ですが、夜食べ続けていると「また太ったなー」「お腹出てきたなー」なんて感じつつも、ついついやってしまうもの。

では、夜食べる生活を送ることでどのくらい太りやすくなるのでしょうか。朝型と夜型の食事時間におけるエネルギー消費を比較した実験をご紹介します。

朝型と夜型、消費するエネルギーの違い

被験者は夜間勤務をしていない健康な女子大学生33名、年齢は20.5±1.2歳。実験は被験者1人につき、以下2つの生活型で行われました。

1. 朝型 7:00、13:00、19:00の3回に試験食を摂取する
2. 夜型 13:00、19:00、1:00の3回に試験食を摂取する

なお、試験食はコンビニで購入されたおにぎり2個、ゆで卵1個、バナナ1本からなる500kcalの食事です。

その結果、クロスオーバー法で測定したDITに有意差が認められました。DITとはエネルギー消費量の形態における食事の消化、吸収に要する熱産生および食事開始直後に自律神経系を介して増大するエネルギー消費量。1日に消費するエネルギー量のうち、約10%を占めています。端的に言ってしまえば、これが大きいほど食べても太りにくいということです。

経時的変化および3時間DITの結果から、DITは他の食事に比べて朝型7:00の食事で有意に高く、夜型1:00の食事で低下。朝早い時間の食事はDITが上昇しやすく、夜遅い時間はその逆であることが判明しました。また、朝型19:00の食事は夜型1:00の食事よりもDITが有意に高く、1日3食の最後の食事を1:00という遅い時間に摂取することで、19:00に摂取するよりも3時間DITが低い結果となりました。

生活型の違いによって生じる差は、9時間につき0.224kcal。当該研究の被験者の平均体重52.4kgで算出すると、1日あたり約12kcal、1ヶ月で約360kcal、1年で約4300kcalの差で、体脂肪に換算すると1年で約0.6kgになるようです。

朝型、夜型どちらも食事内容は同じ。生活時間帯が違うだけでこれだけ体脂肪に違いが出るんですね。これが何年も続いたときには……と考えると、夜の食事に対する意欲が少し減るのではないでしょうか。

また、RQに関しても朝型は夜型よりも食事後に高くなっていることがわかりました。RQとはある時間内で呼吸するときに生じた二酸化炭素量と消費された酸素量の比。この数値から糖質と脂質の燃焼比率を解釈することができると言われています。朝型は夜型に比べて糖の利用効率がよく、エネルギーが消費されやすいのです。

被験者は普段朝型を送っていて、実験のために1日だけ夜型の生活を送ったそう。もしかしたら完全夜型人間に比べて、まだエネルギーが消費できているかもしれませんね。

このとおり、夜型の食生活は1日のエネルギー消費量を減少させてしまうようです。年間約0.6kgの体脂肪を蓄積したくない現・夜型の方は、可能な限り早い時間に食事と摂る生活にシフトするべきかもしれません。

参考:食事時刻の変化が若年女子の食事誘発性熱産生に及ぼす影響

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