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冷蔵庫の野菜のカビ、どう対策する?カビが多い場所と保存方法

冷蔵庫の野菜のカビ、どう対策する?カビが多い場所と保存方法


夏も真っ盛りですがぐずついた天気が続いていますね。湿度が高く、まるで梅雨が継続しているようです。

これだけ湿度が高い状態が続くと、アレが心配になってきます。梅雨ごろから元気になる食べ物の敵……そう、カビです。冷蔵庫内に野菜などを保存しておいたら、いつのまにかカビが生えていた!という経験はありませんでしょうか。

今回は冷蔵庫内に繁殖するカビについて調査された研究のご紹介です。実験の内容から、冷蔵庫内のカビ対策に役立つかもしれない冷蔵庫内の場所別の汚染度と、野菜の保存方法別のカビ数についてまとめてみました。

冷蔵庫内の場所別 汚染度ランキング

家庭で使われている6種類の冷蔵庫を対象に、カビおよび一般生菌の10㎠あたりのコロニー数から評点基準をもうけて判定した結果、冷蔵庫内の各場所の汚染度は以下のとおりになったそう。

1位:野菜室内棚
2位:冷凍庫内底
3位:卵置き場底
4位:チルド室内底
5位:野菜室取っ手
6位:チルド室パッキング
7位:パッキング
8位:フリーザー手前底
9位:フリーザードア側面
10位:野菜室表面

野菜室は他に比べて圧倒的に高い結果に。これは、3位の卵置き場底も同様ですが、食品についた菌が冷蔵庫にも影響を及ぼしているためと考えられています。

この理由を考えると、汚染度の低い場所に食品を置いたとしても、代わりにその場所の汚染度が高くなるだけのような気がしますね。こまめに掃除をするくらいでしょうか。もちろん、汚染度の高い場所を重点的に。

野菜の保存方法によるカビ数の変化

ホウレンソウ

購入したホウレンソウを試料としてタッパー、ラップ、ビニール袋に保存。1日目(購入時)、3日目、5日目、7日目に試料の一部(10g)が採取され、逐日の変化が観察されました。

ホウレンソウの逐日のカビの繁殖状況
参考:冷蔵庫内のカビの発生についてより引用

1日目(購入時)はタッパー保存のホウレンソウから25×10^5と最も多いカビが検出されたものの、5日目にビニール袋のカビが急激に増殖。ビニール袋がそのままぶっちぎり、最終的に15×10^7個のカビが検出されています。また、タッパーおよびラップ保存のホウレンソウはどちらも57×10^6個でした。

ホウレンソウを保存する際は5日までの短期保存の場合はラップが適していると言えるかもしれません。

キュウリ

購入したキュウリを試料として真空保存容器、タッパー、ビニール袋に保存。1日目(購入時)、3日目、5日目、7日目に試料の一部(10g)が採取され、逐日の変化が観察されました。

キュウリの逐日のカビの増殖状況
参考:冷蔵庫内のカビの発生についてより引用

1日目(購入時)は真空保存容器に保存する野菜から76×10^4個と最も多くのカビが検出されました。しかしその後5日目にはラップのカビが増殖、7日目にはビニール袋のカビが大増殖。真空保存容器はカビの増殖があまり見られないという結果に。

最終結果として一番多いビニール袋は12×10^6個、タッパーは67×10^4個、真空保存容器は6×10^5個となっています。

別の22家庭の冷蔵庫を対象にした実験では、ビニール袋、タッパー、真空保存容器のなかで、1番当該容器がカビの増殖が少ないという結果も。野菜を保存するときは真空保存容器が良さそうです。もっとも避けるべきはビニール袋でしょう。

論文では、当該実験結果および各種報告から、冷蔵庫内のカビ対策として以下の5点が挙げられています。

1. 食品を入れる際は直接空気に触れないようにする
2. 脱酸素剤を使用し、酸素を減少させる
3. 食品を長く冷蔵庫に保存することは避け、早めに食べる
4. 冷蔵庫の扉の開閉回数を少なくして庫内温度が上昇するのを防ぎ、7割以上に詰めすぎない
5. こまめに庫内の食品を全て出して掃除をする(理想としては週に1回、無理なら1ヶ月に1回)

掃除する際は中性洗剤を浸した布で庫内をすみずみまで拭いた後、消毒アルコールなどの消毒剤で拭き、汚れたらすぐに拭き取ることが推奨されています。

カビが目に見えるのは、すでに野菜が蝕まれてしまった後。目には見えなくとも常に清潔に保つことが大切ですね。

参考:冷蔵庫内のカビの発生について

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