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パクチーが好きな人、嫌いな人の違いは?味博士に聞いてみた

2017年8月7日

突然ですが今回から「味博士に聞いてみた」というコーナーをやってみたいと思います。

「味博士に聞いてみた」は味覚や食べ物に関する様々な疑問を味博士にぶつけて答えてもらう連載企画です。連載とはいえ、大人の事情でフェードアウトすることもあります。そのときは触れないでください。

初回のテーマはパクチーを好きな人と嫌いな人の違いについて。一世を風靡したパクチーですが、大人気の裏で「ぶっちゃけ嫌い……」という人もちらほらいます。

もちろん「においがダメ」という意見が大半を占めるでしょう。というか、筆者は「においがダメ」以外の人を見たことがありません。しかしそれを言ってしまうと終了なので、味覚的観点から味博士に聞いてみました。

キーとなるのは苦味に慣れているかどうか

──パクチーはなんで好きな人と嫌いな人がいるんでしょうか?

味博士「においが強いのでわかりにくいですが、パクチーは基本5味(甘味・旨味・苦味・酸味・塩味)の中で言うと『苦味』ですよね。ほかの食べ物にも言えることですが、苦味というのは、量を食べることによって慣れていく味なんです」

──「子どもの好き嫌いはなぜ?大人の味は毒の味」の記事にありましたね。甘味・旨味・塩味は人体にとって必要なエネルギー6が含まれている味だから好きな子どもが多い。反面、苦味と酸味は毒や腐敗物など忌避される味覚のため、大人にならないと『美味しい』と感じられないとか。

味博士「そう、コーヒーやビールがそれですね。パクチーも同様に、たくさん食べた人ほど『美味しい』と感じられる傾向にあります。最初はにおいがダメだったけど、なんとか食べるうちに慣れて大好きになった……というのがわかりやすい例でしょうか」

──最初からパクチーが好きだった人というのは?

味博士「いろいろ理由はありますが、パクチーと同じような苦味成分に慣れている人の可能性が高いですね」

──苦いものは好きだけどパクチーは嫌いという人もいますよね。苦味には慣れているはずなのに、なぜなんでしょう?

味博士「にお……いえ、基本5味のなかでも苦味はその成分が多岐に渡り、その性質も異なっているので。ある苦味成分に慣れていても、他の成分はダメということも十分考えられます。このあたりは個人差が大きくて、少量で慣れる人もいますし、量をたくさん食べないと慣れない人もいますね」

というわけで、パクチーが好きな人と嫌いな人の味覚的観点からの違いは、その苦味に慣れているか慣れていないかということみたいです。もちろん、上記のとおり個人差がありますので、全ての人がこのパターンに当てはまるわけではありません。でも、「においはダメじゃないけど味が……」という方は、食べ続けていれば好きになれるかもしれませんよ!

味博士とは

ヒトの味覚を模した人工知能搭載の味覚センサー、「レオ」を開発した人。たまに「これ、旨味の数値3.5は超えるよ」とかいう食レポコメントを発するので、おそらく味覚センサーレオ同様に味覚を数値化する能力を持っていると思われる。
テレビに出演した際に「味覚の研究に人生を捧げた」などと紹介されているが、真偽は定かでない。

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味博士の研究所 編集部
味覚センサーレオを中心として、味覚や食の科学に関するニュースを配信しています。
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