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欧米人が太りやすい理由について考察してみた

2017年7月13日

欧米人が太りやすいのはなぜ

テレビなどで、大柄かつファットな欧米人を目にすると、「ああ、いかにも」と思ってしまいませんか?

ハンバーガーにピザやコーラ、ドーナツなどを食べているのだから太るのも当たり前……と思いがちですが、「【朗報】高カロリーな食べ物とBMIは関係なかった」の記事のとおり、アメリカのコーネル大学のデイビッド・ジャスト博士とブライアン・ワンシンク博士ファーストフードやソフトドリンク、キャンディーなどの高カロリー食・摂取頻度は肥満と必ずしもイコールにはならないようです。

では、欧米人はなぜ太ってしまうのか。日本人や日本の環境と比較して考えてみました。

理由1: 量をたくさん食べるから

欧米の飲食店で注文したときに出てくるサイズはとにかくデカイ。日本のものと比べると大人用と子ども用かと思うほどの違いがあります。いくら高カロリー食が肥満に直結しないとは言っても、一度にたくさん食べてしまえばその限りではないでしょう。

理由2: 断続的に食べるから

アメリカのソーク大学の研究者らが発表したマウスを使った研究では、同量のカロリーを摂取していても時間を制限せずに食べると肥満につながるという結果が出ています。高カロリーのものを大量に、継続的に食べていては肥満に繋がるのも頷けますね。無料のスナック・ドリンクの支給が日本より充実しているのも要因かもしれません。

理由3: 甘味の嗜好性が強いから

舌の甘味応答を抑制する作用があり、抗肥満ホルモンとして知られるレプチン。レプチン抵抗性は甘党、肥満の原因のひとつ と言われています。

レプチン抵抗性のメカニズムについて詳しくはわかっていませんが、要因として考えられるのがレプチン受容体遺伝子多型。特定の遺伝子多型で甘党・肥満との間に相関性があるという報告もされています[※1][※2]。

また、肥満になりやすいLEPR109KK型を有する人の分布が日本人では2.2%に対し、欧米人は44.1%存在するよう。これが日本と欧米の食文化の違いにつながったとも考えられています[※1]。

細胞や遺伝子の話になると様々な説があるので一概には言えませんが、味覚という観点からすると欧米人のほうが甘味に惹かれ、甘いものを食べ続けられる人が多い可能性があります。事実、欧米のケーキやクッキーなどのお菓子は日本に比べて非常に甘いものが目立ちますよね。

これらを大量に、ダラダラ食べることによって太ってしまう…それが欧米人の肥満の要因と言えるのではないでしょうか。

参考:
※1 味覚感受性と生活習慣病リスク
※2 レプチン受容体遺伝子多型 Lys109Arg 及び Gln223Arg と肥満の関連

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味博士の研究所 編集部
味覚センサーレオを中心として、味覚や食の科学に関するニュースを配信しています。
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