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実は旬じゃない!初夏の「わさび味」のナゼ

実は旬じゃない!初夏の「わさび味」のナゼ

わさびの旬は春夏じゃない?

実は旬じゃない!初夏の「わさび味」のナゼ

コンビニやスーパーの棚に並ぶ期間限定フレーバーのお菓子を見て、季節を感じることはありませんか?

5月のこの時期、「いちご味」や「梅味」など、春~初夏の果実に並んで多く見かける「わさび味」。わさび味のスナック菓子を手にとって「わさびも旬の季節だな」と思ったことがあるそこのあなた……

実は、意外と知られていませんがわさびの旬は春夏ではないんです!

多年草で年中収穫可能なわさびですが、風味が最も強い時期を旬とするならば秋冬。ではなぜ、「わさび味」のお菓子が春夏に登場するのでしょうか?「味覚」の面と、「歴史」の面から考察してみました。

爽やかで刺激的な味覚

以前、「冬になると味が濃いものが欲しくなる…」その秘密は味覚にあり!?でも紹介したとおり、冬は夏より味覚感度が低い傾向にあるため、味の濃いものを美味しく感じます。

暖かくなってくると味覚感度が上がり、個人差はあれど冬より味の薄いものも繊細に感じられるようになるため、薄い味も美味しく楽しめます。

冬から初夏にかけて味覚の趣向が切り替わるタイミングをねらい、すっきりした香気や爽やかな辛味(刺激)が楽しめる「わさび味」が出るのは納得ですね。

抗菌作用を利用されてきた歴史

わさびは古くから抗菌作用や消臭効果のある食材として利用されてきました。おさしみにわさびを塗るのもそのなごり。生魚による食中毒を防ぐ昔の人の知恵だったのです。

気温が暖かくなり、食中毒が増え始めるこの時期に「わさび味」が登場するのは、“毒消し”として使用されてきたわさびの歴史が関わっているのかもしれません。

実は旬じゃない!初夏の「わさび味」のナゼ

わさびに限らず、市場に出回る「季節のフレーバー」には、旬の味ではないものも多く見られます。「この味、旬じゃないのにどうして季節限定になっているんだろう?」と思ったらぜひ調べてみてくださいね。日本人が歴史の中で育んできた習慣や文化が垣間見えるかもしれませんよ。

参考:
旬の食材百科
金印わさび機能性研究所
JAグループ福岡
もっとからだにおいしい野菜の便利帳

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