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ピザを使って部下のモチベーションを向上させる3つの方法

部下のモチベーションを上げるには?

4月に新入社員が入ってきたり、自分が昇進したりなどして、早くも部下のマネジメントに試行錯誤している方も多いのではないでしょうか。部下のモチベーションを上げる方法、部下とのコミュニケーション方法などをネットで検索しているけれど、一朝一夕で効果が出るものがない……と一人で思い悩んではいませんか?

そんな方にオススメの、とっておきの方法があります。それはピザを報酬として用意することで部下のモチベーションを上げる方法。アメリカ ニューヨーク州のデューク大学のダン・アリエリー教授が行なった実験によると、イスラエルの工場の従業員に現金約3,000円、ピザ、褒め言葉の3つの報酬を用意した際、生産性がもっとも向上したのはピザだったそう[※1]。

そこで今回は、ピザを使った部下のモチベーション向上および部下とのコミュニケーション方法について考えてみたいと思います。

ピザを使って部下のモチベーションを向上させる3つの方法

1. ピザの無料クーポン券を渡す

実際に実験で使われたのがこの方法。実験初日が終わった際、ピザは6.7%、褒め言葉は6.6%、現金は4.9%とピザが一番効果があったそうです。ただし一週間で見ると「褒め言葉」に1位の座を奪われているので、使いどころには気をつけましょう。

渡す際には「きみ、頑張ってるからさ」と報酬感を押しだしながら渡すのがポイントですね。ただし、「いらないクーポン券を押し付けられた」「マジゴミにしかならない」と思われないよう、高そうな封筒などに入れるなど工夫を凝らしましょう。部下が使いやすいように部下の家や通勤路で使いやついピザ屋を事前リサーチしておき、その店のクーポンを渡すと「なんて気の利く上司!」と思ってもらえるかもしれません。ストーカー扱いされないように注意してください。

2. ランチタイムにピザを発注してみる

残業が多く、ランチタイムくらいしかコミュニケーションの場がない……とお悩みの方にオススメの方法がこちら。ランチはお弁当派という人を困らせないように、事前に「頑張ってるから、この日のランチはピザを食べよう」と伝えておくのが良いでしょう。ピザ当日までの楽しみと、ピザを食べたあとの「またピザを食べるために頑張ろう」という、2重の生産性向上効果が狙えるかもしれません。

東北大学の研究結果では、「誰かといっしょに食べること(共食)は、単純に”食卓を共にする”という物理的ことではなく、”一緒になにかを成し遂げる”という心理学的な事象」であることが示唆されています[※2]。ピザをいっしょに食べることはコミュニケーションツールとしても効果が期待できそうですね。

3. ピザパーティを企画してみる

パリピ系社員にも、非リア系社員にも使えるのがこの方法。パリピはパーティと聞くだけで「ウェーイ♪」とモチベーションだだ上がりになるはず。非リアすぎてパーティなんかしたことない…というピープルには貴重な体験の場として有用です。会社が自由な社風であれば、仕事が終わったあとにピザを発注して楽しんでみてはいかがでしょうか。飲み会などがあれば、その日のメニューはピザ一択ですね。もちろん、「みんな頑張ってるからピザにしてみたよ!」とピザ=報酬である印象付けは忘れないようにしましょう。

ピザ式マネジメントを行う際の注意点

1. 食べ過ぎないように配慮しよう

「ピザばかり食べさせていたら、部下がピザになってしまうのではないか?」と心配の方に、ピザを食べすぎない方法をご紹介します。

甘味×塩味という味覚の組み合わせは脳が「もっと食べたい」という信号を出してしまう魔の食べ合わせ。例えば塩味の強いピザに甘味の強いコーラなどをセットで出すと、部下がエンドレスで食べ続けてしまう危険をはらんでいます。ピザを食べ終わった後も甘味×塩味の誘惑に勝てず、自前でポテトチップスとコーラなどを用意してしまったが最後、「仕事に集中してほしいのに、あいつはずっと食べている…」なんて状況が発生してしまうかもしれません。

用意する飲み物はとにかく甘味のないもの。無糖のコーヒーなどがおすすめです。

2. 部下の不安を解消してあげよう

部下が自ら健康管理をし「ピザは太るから……」と乗り気でない場合には、「高カロリー食と肥満は必ずしも結びつかない」という実験結果を教えてあげましょう。アメリカのコーネル大学のデイビッド・ジャスト博士とブライアン・ワンシンク博士の研究によれば、高カロリー食とBMIには正の相関が見られなかったという結果が出ています[※3]。また、アメリカの肥満学者、ジョージ・A・ブレイ博士の論文では「肥満の人は自律神経系が正常に機能していない」という報告も[※4]。

ただし、「〜〜〜だからピザを食べても大丈夫だよ」という言い方では、部下が「上司に無理やりピザを食べさせられる=パワハラだ!」と感じてしまうかもしれません。「自分も気にしててさ。だから、ピザを食べながらいっしょに自律神経系を鍛える方法について話さない?」といった誘い文句で部下の心のハードルを下げてあげましょう。

3. 好みは事前リサーチを

もちろん、ピザが嫌いな人やアレルギーでピザが食べられない人もいます。ピザの効果を期待してピザを用意したのに「自分、ピザ食べれなくて……」と言われてしまったときの気まずさは、学生時代に寝ぼけて先生を「お母さん」と読んでしまった際のそれと同等以上のものがあるでしょう。

信頼関係が出来上がっていない部下にそれをやってしまった場合、「食べれないものを食べさせられそうになった=嫌がらせだ!」と感じられてしまう恐れも。さらに、あなた自身も「せっかく頑張って場を作ったのに失敗してしまった」という気持ちが精神面に多大な悪影響を与えてしまうかもしれません。

部下の好みやアレルギー情報は事前にきっちりリサーチしておくのがベストですね。

 

モチベーションが向上するきっかけというのは、人によって異なるもの。何がきっかけになるのかに関して、実は自分でもわからないという人も多いでしょう。いろいろな方法を試し、トライアンドエラーを繰り返して、最適な方法を見つけてくださいね。

 

参考:
※1 Payoff: The Hidden Logic That Shapes Our Motivations (TED Books) (English Edition)

参考・関連記事:
※2 誰かと一緒にごはんを食べること。『いつかティファニーで朝食を』
※3 【朗報】高カロリーな食べ物とBMIは関係なかった
※4 【続報】肥満の原因は高カロリーな食べ物ではなく…これだ!

味博士の研究所 編集部
味覚センサーレオを中心として、味覚や食の科学に関するニュースを配信しています。
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